からくり‐じかけ【絡繰り仕掛(け)】
1 絡繰りの装置。 2 建築物や装飾品などを、外見をよくし、内部は粗末に作ること。また、そのように作ったもの。
かり‐や【仮屋】
1 仮に作った粗末な小屋。仮小屋。 2 祭礼のときの御旅所(おたびしょ)。 3 昔、出産時に妊婦がこもった家屋。産屋(うぶや)。また、女性が月経時にこもった小屋。他屋(たや)。
かるがる‐し・い【軽軽しい】
[形][文]かるがる・し[シク] 1 よく考えずに物事をするさま。軽率である。「—・く口外するな」⇔重重しい。 2 粗末なさま。重々しさがない。「いと—・しき隠れ処(が)」〈源・松風〉 [派生]...
かん‐そ【簡粗】
[名・形動]簡単で粗末なこと。また、そのさま。「何も彼も黒づくめに、—な飾付がしてあったが」〈里見弴・大道無門〉
がき‐ぼね【餓鬼骨】
障子や襖(ふすま)などの芯(しん)とする細い粗末な骨。
きちん‐やど【木賃宿】
1 江戸時代、木賃1を取り旅人に自炊させて泊めた宿屋。食事付きの旅籠(はたご)に対していう。木銭宿。 2 一般に、粗末な安宿。
きのまろ‐どの【木の丸殿】
丸太で造った粗末な殿舎。特に、福岡県朝倉市にあった斉明天皇の行宮(あんぐう)のこと。黒木の御所。きのまるどの。[歌枕]「朝倉や—にわれ居(を)れば名のりをしつつ行くは誰(た)が子ぞ」〈新古今・雑中〉
くさ‐むしろ【草筵】
1 藁(わら)などで作った筵。 2 筵を敷きつめたように、草が一面に生えていること。また、草を敷物とすること。「うちなびき秋きたりとや—野もせの露の玉をしくらん」〈夫木・一〇〉 3 旅先での粗末...
くさ‐や【草屋】
1 草ぶきの家。粗末な家。 2 まぐさを蓄えておく小屋。まぐさ小屋。
くしゃく‐にけん【九尺二間】
《間口9尺(約2.7メートル)、奥行き2間(約3.6メートル)の家の意》きわめて狭い家。粗末な住居。