あら‐かわ【粗皮】
1 樹木や米穀類、竹の子などの表皮。 2 獣類の皮で、まだなめしていないもの。
あら‐がね【粗金/鉱】
《「あらかね」とも》 1 採掘したままで、まだ精錬していない金属。鉱石。 2 鉄の異称。
あらがね‐の【粗金の】
[枕]粗金が土中にあるところから、また一説に、金属を打ちきたえる鎚(つち)の縁で同音の「つち」にかかる。「—土のうへより」〈宇津保・祭の使〉
あら‐き【荒木/粗木】
山から切り出したままの木。製材していない皮つきのままの木。
あら‐ぎり【粗切り/荒切り】
1 粗く大ざっぱに切ること。また、切ったもの。 2 戦陣で、先頭の兵士が敵を切りたてながら進むこと。「いでいで武蔵—せん、跡をばこなせ若武者ども」〈幸若・高館〉 3 粗く刻んだタバコ。特に、安永...
あら・く【散く/粗く】
[動カ下二]「あらける」の文語形。
あら‐ぐし【粗櫛】
歯の並び方の粗い櫛。髪のもつれをとくのに用いる。ときぐし。
あら‐けずり【粗削り/荒削り】
[名・形動](スル) 1 木などをざっと削ること。また、そのもの。「—した材木」 2 物事の質や内面などが洗練されていないこと。仕事の出来上がりなどが大まかなこと。また、そのさま。「—の新人選手...
あら・ける【散ける/粗ける】
[動カ下一][文]あら・く[カ下二] 1 間を離す。ちらばらせる。特に、火や灰などをかき広げる。「ぷすぷすけぶる雑木を大火箸で—・け」〈藤村・千曲川のスケッチ〉 2 道や場所をあける。〈日葡〉 ...
あら‐こ【粗籠】
編み目の粗いかご。「まめならむ人ひとりを—に乗せすゑて」〈竹取〉