せいこう‐スラグ【製鋼スラグ】
銑鉄や鉄スクラップを鋼にする工程で生成されるスラグ。高炉で生産された銑鉄を転炉で精錬する際にでできる転炉系スラグと、鉄スクラップを電気炉で溶融・精錬する過程でできる際にできる電気炉系スラグがある。
せい‐どう【精銅】
転炉から出る粗銅を電解・精錬した銅。純度99.9パーセント以上のもの。
せい‐れん【精練】
[名](スル) 1 よく練習すること。また、よく鍛えること。精錬。「—された軍隊」 2 動植物繊維から夾雑物(きょうざつぶつ)や蝋分・脂肪・たんぱく質などを取り除くこと。
せい‐れん【製錬】
[名](スル)鉱石から目的とする金属を分離・抽出し、精製して鋳造・鍛造・圧延用の地金とすること。また、合金や金属化合物を作ること。広くは精錬も含めていう。
せいれん‐かた【精錬方】
江戸幕府が文久元年(1861)に教育研究機関の蕃書調所に設置した化学部門。東京大学理学部化学科の前身。佐賀藩でも、嘉永5年(1852)に藩主鍋島直正が精錬方を設け、反射炉・大砲・蒸気機関などの研...
せん【銑】
[人名用漢字] [音]セン(呉)(漢) [訓]ずく 鉄鉱石を溶かし取り出した鉄で、不純物を含むもの。ずく。「銑鉄/溶銑」 [補説]原義は、精錬された金属。平成22年(2010)常用漢字表から削除...
そ‐どう【粗銅】
乾式精錬で、銅の原鉱を溶鉱炉で熱して硫化銅(Ⅰ)の鈹(かわ)を作り、これを転炉に入れて酸化・遊離させた半製品の銅。
ソリカムスク【Solikamsk/Соликамск】
ロシア連邦、ペルミ地方の都市。ウラル山脈西麓、ボルガ川支流のカマ川沿いに位置し、河港を有す。15世紀に岩塩採掘の拠点になり、17世紀末には製塩業で栄えた。近年はマグネシウムやレアアース(希土類元...
ソルウェジ【Solwezi】
ザンビア中北部の都市。コンゴ民主共和国との国境に近く、標高約1200メートルの高原に位置する。近郊に19世紀末に採掘が始まった二つの銅山があり、銅の精錬が行われている。
たけはら【竹原】
広島県中南部、瀬戸内海に面する市。江戸時代は塩田や海運で栄えた。精錬所、火力発電所がある。頼山陽ゆかりの旧宅がある。人口2.9万(2010)。