きょう‐きん【恭謹】
[名・形動]うやうやしくつつしみ深いこと。また、そのさま。「—にして而も気節に乏しからざる」〈紅葉・金色夜叉〉
きょう‐こう【恐慌】
[名](スル) 1 おそれあわてること。「—をきたす」「是(ここ)に於(おい)て誰(たれ)か—し、狼狽(ろうばい)し」〈紅葉・金色夜叉〉 2 生産過剰などの原因により、景気が一挙に後退する現象。...
きよたき【清滝】
京都市右京区嵯峨(さが)の地名。保津川支流の清滝川沿いの景勝地。紅葉の名所。[歌枕]「—のせせの白糸くりためて山わけ衣をりてきましを」〈古今・雑上〉
きん‐しゅう【錦秋】
紅葉が錦(にしき)の織物のように美しい秋。「—の候」
きん‐しゅう【錦繍/錦綉】
1 錦(にしき)と、刺繍(ししゅう)を施した織物。 2 美しい織物・衣服。「—を身にまとう」 3 美しい紅葉や花のたとえ。「—の山々」 4 美しい字句や文章のたとえ。「—を重ねた文章」
ぎこてん‐しゅぎ【擬古典主義】
1 古典芸術を規範とする文学・芸術上の傾向。西欧の啓蒙主義文学などにみられるが、その伝統的形式性にこだわり、内容の浅薄な模倣に終わる傾向もあった。擬古主義。→古典主義 2 明治20年代、西鶴らの...
ぎ‐ごわ【義強】
[形動][文][ナリ]強情で、なかなか自分の意志をまげないさま。頑固。「—な片意地な処もお有(あん)なすって」〈紅葉・金色夜叉〉
御意(ぎょい)に入(い)・る
おぼしめしにかなう。お気に召す。御意に召す。「是が又禿の—・った処で」〈紅葉・金色夜叉〉
くい‐さ・く【食(い)裂く】
[動カ五(四)]食いついて裂く。口にくわえて裂き切る。「唇を—・かんとすばかりに咬みて咬みて」〈紅葉・金色夜叉〉
クエラ‐クエラ【(ラテン)Quelea quelea】
スズメ目ハタオリドリ科の鳥。和名はコウヨウチョウ(紅葉鳥)。スズメよりやや小形で飼い鳥とされる。アフリカ中南部の半乾燥地にすみ、数百万羽もの大群で農作物に害を与えることがある。