紅炉上(こうろじょう)一点(いってん)の雪(ゆき)
《「続近思録」から》紅炉の上に置いた雪がたちまちとけてしまうように、私欲や迷いなどがすっかりとけてしまうこと。
こ‐ごうし【紅格子】
紅(くれない)の地に格子縞を織り出した練貫(ねりぬき)の織物。身分の高い女房が着用した。くれないごうし。
てんとう‐むし【瓢虫／天道虫／紅娘】
１ 甲虫目テントウムシ科の昆虫の総称。体長7ミリくらい、半球状で足は短い。幼虫は体が長く、体表に針状の毛が散在する。アブラムシやカイガラムシ、植物の病菌を食べるもののほか、農作物の害虫となるもの...
びん‐がた【紅型】
沖縄の伝統的な型染め。布地に1枚の型紙を用いて糊(のり)を置き、顔料や染料で彩色し、多彩な絵画風の文様を表す。→藍型(あいがた)
べに【紅】
１ 紅色の顔料。ベニバナの花びらから製したもの。絵の具・染料・化粧品や食品の着色料などに用いる。 ２ 紅色。くれない。 ３ 口紅。また、ほお紅。「—をさす」「—を引いた唇」 ４ 紅花のこと。
べに‐いた【紅板】
江戸時代の携帯用の紅入れ。二つ折りの板に漆を塗り、紅を載せた。薄い箱形のものもある。
べに‐いろ【紅色】
鮮やかな赤。くれない色。べに。こうしょく。
べに‐え【紅絵】
１ 浮世絵版画で、墨摺(すみず)り絵に紅を主色として筆で彩色したもの。丹絵(たんえ)から発展した様式。 ２ 紅摺(べにず)り絵のこと。
べに‐おしろい【紅白粉】
１ べにとおしろい。べにやおしろい。 ２ べにやおしろいで化粧すること。「—の濃い人」「—は女のたしなみ」
べに‐かね【紅鉄漿】
紅とお歯黒。転じて、化粧。
