にんだいじん‐の‐せちえ【任大臣の節会】
大臣を任命する儀式。紫宸殿(ししんでん)で行われた。「或人、—の内弁を勤められけるに」〈徒然・一〇一〉
にんな‐じ【仁和寺】
京都市右京区にある真言宗御室(おむろ)派の総本山。山号は大内山。宇多天皇が光孝天皇の志を継いで仁和4年(888)完成。譲位後、益信を戒師として出家、一宇を設け御座所として住んだので、御室御所と称...
にん‐にく【大蒜/葫】
ヒガンバナ科の多年草。高さ約60センチ。全体に強いにおいがある。地下の鱗茎(りんけい)は灰白色で、数個の小鱗茎からなり、食用。強壮薬・香辛料などにも用いる。夏、茎の先に、長い包葉に包まれて白紫色...
にんのう‐え【仁王会】
天下太平・鎮護国家を祈願するために、仁王経を講説・讃嘆する法会(ほうえ)。斉明天皇6年(660)に始まり、奈良・平安時代には年中行事化した。宮中の大極殿・紫宸殿(ししんでん)・清涼殿などで行われた。
ニンヒドリン‐はんのう【ニンヒドリン反応】
アミノ酸・ペプチド・たんぱく質の呈色反応の一つ。加熱したニンヒドリン水溶液に加えると、紫色を呈する。指紋検出に用いられる。アブデルハルデン反応。
ぬい‐ざま【縫ひ様】
[名・形動ナリ]《「ぬいさま」とも》 1 縫ってあるありさま。縫い方。「ひとへを縫ひ重ね縫ひ重ねまぜつつ…—さへかどかどし」〈紫式部日記〉 2 縫いつけたようなさま。「股(もも)を—に貫かれて」...
ぬか‐きび【糠黍】
イネ科の一年草。道端などに生え、高さ約1メートル。全体に柔らかく、毛はない。秋、暗紫色の穂が離れ離れにつく。
ぬき‐じろ【緯白】
横糸が白の織り色。狭義には、縦糸が紫、横糸が白のものをいう。
ぬま‐がや【沼茅/沼萱】
イネ科の多年草。湿地に群生し、高さ約1メートル。根茎は短く、葉は線形。8〜10月、淡紫緑色の穂を円錐状につける。
ぬめり‐ぐさ【滑草】
イネ科の一年草。湿地に生え、高さ30〜40センチ。葉は線形で、もむと粘液が出てぬるぬるする。秋、円柱状の暗紫色の穂を出す。《季 秋》