おこない‐がち【行ひ勝ち】
[形動ナリ]仏道修行に専念するさま。「—に、口ひひらかし、数珠の音高きなど」〈紫式部日記〉
おご‐のり【於胡海苔/海髪】
オゴノリ科の紅藻。波の静かな沿岸や潮だまりに多く、岩に着生。長さ20〜30センチのひも状で、多くの枝に分かれ、紫褐色であるが、ゆでると緑色になる。寒天の原料、また刺身のつまにする。なごや。うごの...
おし‐あて【推し当て】
当て推量。「—にのたまへば」〈源・若紫〉
おし‐かえし【押し返し】
[副]逆に。反対に。あべこべに。「藤宰相の童は、赤色を着せて、下仕への唐衣に青色を—着たる、ねたげなり」〈紫式部日記〉
おし‐くく・む【押し包む】
[動マ四]つつみこむ。くるむ。「らうたくおぼえて、ひとへばかりを—・みて」〈源・若紫〉
おしけ・し【惜しけし】
[形ク]《「惜しけく」の形容詞化》惜しい。「紫のゆゑに心をしめたればふちに身なげむ名やは—・き」〈源・胡蝶〉
おし‐た・てる【押(し)立てる】
[動タ下一][文]おした・つ[タ下二] 1 勢いよく立てる。高く掲げる。おったてる。「応援旗を—・てて声援する」 2 先に立てる。「リーダーを—・ててデモ行進する」 3 推挙する。「委員長に—・...
おし‐まろが・す【押し丸がす】
[動サ四]押しころがしてくるくると巻く。押し丸めて、玉にする。「黒方(くろばう)(=練リ香ノ名)を—・して」〈紫式部日記〉
オゾン【ozone】
特有のなまぐさい匂いのある淡青色の気体。酸素の同素体で、酸素分子に紫外線などが作用して生じる。酸化力が強く、消毒・殺菌・漂白に用いられる。目や呼吸器をおかし、有毒。分子式O3
オゾン‐そう【オゾン層】
大気の成層圏の、地上から10〜50キロにある、オゾン濃度の比較的高い層。生物に有害な紫外線を吸収する働きがある。