せつ‐もう【雪盲】
雪の反射光、特に強い紫外線により目の角膜・結膜に起こる炎症。雪目(ゆきめ)。《季 冬》
せふり‐さんち【背振山地】
福岡県・佐賀県の県境を東西に連なる山地。筑紫(つくし)山地の延長上に位置し、最高峰は背振山。東西約50キロメートル、南北約24キロメートル。福岡平野と佐賀平野の間にある断層山地。玄界(げんかい)...
せんし‐ばんこう【千紫万紅】
さまざまの色。また、色とりどりの花の咲き乱れていること。千紅万紫。「—の南海の楽園」
せん‐だん【栴檀/楝】
1 センダン科の落葉高木。暖地に自生する。樹皮は松に似て暗褐色。葉は羽状複葉で縁にぎざぎざがあり、互生する。初夏に淡紫色の5弁花を多数つけ、秋に黄色の丸い実を結ぶ。漢方で樹皮を苦楝皮(くれんぴ)...
せんち‐こがね【雪隠金亀子】
甲虫目センチコガネ科の昆虫。体は丸く、藍紫色の光沢がある。獣糞に集まり、雌は掘った穴に糞を詰めて産卵する。
せんちゃ‐いろ【煎茶色】
薄い赤紫色。
セントポーリア【(ラテン)Saintpaulia】
イワタバコ科の多年草。葉は卵円形で両面に毛を密生する。夏から秋に、スミレに似た濃紫・紫・桃・白色などの花を数個、総状につける。アフリカの原産で、観賞用に温室などで栽培される。アフリカすみれ。
せん‐ぶり【千振】
1 リンドウ科の越年草。日当たりのよい山野などに生え、高さ約25センチ。茎は四角柱で暗紫色、葉は線形。秋、花びらの5裂した、紫色のすじのある白い花を開く。全体に苦味があり、胃腸薬に用いられる。名...
せんぼん‐やり【千本槍】
キク科の多年草。草原に生える。葉は根際につき、春と秋に形の異なる花をつける。春の花はタンポポに似て、白色で裏側は淡紫色を帯びる。秋の花は管状花だけからなる閉鎖花で槍を思わせる。むらさきたんぽぽ。
せんや‐ぞめ【千弥染】
染め色の名。紫色で大絞りに染めたもの。享保(1716〜1736)のころ、歌舞伎俳優の女形中村千弥が用いて流行した。