ぞく‐るい【俗累】
世間の煩わしい事柄。「—の羈絏(きせつ)牢として絶ち難きが故に」〈漱石・草枕〉
ちそうるいじゅう‐の‐ほうそく【地層累重の法則】
重なり合う二つの地層がある場合、上の地層は下の地層よりも新しいという法則。17世紀デンマークの科学者ニコラウス=ステノが提唱し、18世紀英国の土木技師ウィリアム=スミスが層序学の基本原則として確...
はん‐るい【煩累】
わずらわしくめんどうな物事。「世俗の—を避ける」「自分達の命令を奉じて働いた配下に—を及ぼしたくないと」〈鴎外・堺事件〉
りんようるいじんしゅう【林葉累塵集】
江戸前期の私撰集。20巻。下河辺長流編。寛文10年(1670)刊。当時の民間の和歌1360余首を集め、春・夏・秋・冬・雑などに分類したもの。
るい【累】
他から受ける災い。巻き添え。迷惑。「一族に—が及ぶ」「将来に—を及ぼす」
るい【累】
[常用漢字] [音]ルイ(呉)(漢) 1 次々とつながり重なる。つみ重ねる。「累加・累計・累日・累積・累代・累卵・累累」 2 回を重ねて。しきりに。「累次・累進」 3 かかわり合いになる。足手ま...
るい‐か【累加】
[名](スル) 1 重なり加わること。また、重ね加えること。「利益が—する」 2 数学で、同一の数を順次に加えていくこと。「—法」⇔累減。
るい‐か【累家】
何代も続いてきた古い家柄。るいけ。「—の佳名を失はんこと口惜しかるべし」〈古活字本平治・上〉
るいか‐きろく【累加記録】
個々の児童・生徒の、学力・出欠・性格・健康などに関する継続的な記録。
累(るい)が及(およ)・ぶ
他人の災いが自分の身にもふりかかる。巻き添えを食う。「親兄弟に—・ぶ」