アクチノヒビン【actinohivin】
放線菌に由来するたんぱく質。エイズウイルス(HIV)の表面に突き出た糖鎖に特異的に結合することによって、細胞へのHIVの侵入を阻害する機能を持ち、HIV感染予防薬として効果が期待されている。AH。
アクトミオシン【actomyosin】
筋肉を構成する主要たんぱく質のミオシンとアクチンとが結合したもの。これとATP(アデノシン三燐酸)との相互作用によって筋肉が収縮する。
アゴニスト【agonist】
生体内の細胞の受容体に結合し、神経伝達物質やホルモンなどと同様の機能を示す物質の総称。その多くが、受容体に結合できる特定の分子構造をもつたんぱく質からなる。作動薬。作用薬。→アンタゴニスト
アシル‐コエー【アシルCoA】
《acyl-CoA》脂肪酸と補酵素A(CoA)がチオエステル結合した化合物の総称。アセチルCoAなど。CoAチオエステル。アシル補酵素A。アシルコエンザイムA。
アジか‐ぶつ【アジ化物】
原子団としてN3をもつ化合物の総称。アジド基N3の共有結合性分子、およびN3−イオンの塩をさす。窒素原子を含む複素環式化合物の合成に際し、その原料となる。アジ化ナトリウムが知られる。アジド。
アジド‐き【アジド基】
原子団N3で表される基。共有結合性分子または塩としてアジ化物となる。
アスファルト‐コンクリート【asphalt concrete】
砂・砂利などに、結合材としてアスファルトを加熱混合したもの。道路舗装用。
アセチルアセトン【acetylacetone】
CH3COCH2COCH3で表される有機化合物。β-ジケトンの一つ。さまざまな金属イオンと結合してキレート化合物を形成する。2,4-ペンタンジオン。ジアセトン。ジアセチルメタン。
アセチル‐コエー【アセチルCoA】
《acetyl-CoA》補酵素A(CoA)のチオール基と酢酸のカルボキシル基がチオエステル結合した化合物。高エネルギー化合物の一つ。生体内で糖質・脂質・アミノ酸の代謝や脂肪酸の合成に関与する。ア...
アセチレンけい‐たんかすいそ【アセチレン系炭化水素】
炭素間に三重結合をもつ鎖式不飽和炭化水素の総称。一般式CnH2n-2で表され、nが2のアセチレンが最も簡単なもの。アルキン。