アルギンさん‐カルシウム【アルギン酸カルシウム】
アルギン酸のカルボキシル基にカルシウムイオンが結合した塩。アルギン酸のナトリウム塩の溶液に塩化カルシウムを加えると、ゲル状の沈殿物として得られる。増粘剤、食物繊維など、食品添加物として使用される。
アルデヒド‐き【アルデヒド基】
《aldehyde group》カルボニル基に1個の水素原子が結合した基-CHOをいう。
アルファ‐ガル【αガル】
《alpha-gal》オリゴ糖の一種。二つのガラクトースが結合した炭水化物で、多くの哺乳類の細胞膜に含まれるが、ヒトを含む霊長類にはみられない。肉類を食べたときにアレルギー反応の抗原となる場合が...
アロステリック‐こうか【アロステリック効果】
《allosteric effect》酵素が、基質に結合する定部位以外のところに結合することによって構造が変化し、その酵素作用が促進されたり、阻害されたりすること。
アンタゴニスト【antagonist】
生体内の細胞の受容体に結合し、神経伝達物質やホルモンなどの作用を阻害する物質の総称。受容体に優先的に結合する競争的阻害薬や、受容体の構造に影響を及ぼすことで結合を阻害する非競争的阻害薬として利用...
アンチコドン【anticodon】
転移RNAのほぼ中央に位置する3個の連続した塩基。伝令RNA上の3個の塩基(コドン)と結合して、遺伝情報を各アミノ酸に対応づける。
アンチトロンビン【antithrombin】
トロンビンなどの血液凝固因子と結合し、その凝固作用を阻害する物質。ヘパリンと結合した複合体は、より強く凝固を抑制することが知られる。
アントシアニン【(ドイツ)Anthozyanin/(英)anthocyanin】
植物色素アントシアンのうち、アントシアニジンに糖が結合した配糖体。
アンモニウム‐えん【アンモニウム塩】
アンモニアと酸との結合によって生じる塩。アンモニウムイオンの塩。塩化アンモニウム・硫酸アンモニウムなど。
アールエヌエー‐アプタマー【RNAアプタマー】
特定の物質と特異的・選択的に結合するアプタマーの一。人工的に合成したRNA(リボ核酸)であり、アプタマー医薬として利用される。