いんが‐おうほう【因果応報】
仏語。前世あるいは過去の善悪の行為が因となり、その報いとして現在に善悪の結果がもたらされること。
いんが‐かんけい【因果関係】
1 二つ以上のものの間に原因と結果の関係があること。 2 犯罪や不法行為などをした者が法律上負担すべき責任の根拠の一つとして、ある行為と結果との間に存在していると認められるつながり。
いんが‐せい【因果性】
現象はすべて原因から生じる結果とみる場合に成立する両者の関係。事実間に成立する実在的なものと、命題間の理由と帰結という論理的なものとがある。因果関係。原因性。→結果 →原因
いんが‐てきめん【因果覿面】
悪事の報いとしての悪い結果がすぐに目の前に現れること。因果歴然。
因果(いんが)の小車(おぐるま)
原因と結果が永久に繰り返されるさまを、いつまでも止まらない車の輪にたとえていう。因果はめぐる小車。
因果(いんが)の胤(たね)を宿(やど)・す
密通した結果、妊娠する。
いんが‐りつ【因果律】
哲学で、すべての事象は、必ずある原因によって起こり、原因なしには何ごとも起こらないという原理。物理学では、どの形式で事象を記述するかによって意味が異なる。古典物理学では、哲学と同じくすべての事象...
いん‐ごう【因業】
[名・形動] 1 仏語。何らかの結果を生む原因になる行為。また、因と業。 2 《前世の悪業が原因で招いた性格や運命の意から》 ㋐頑固で思いやりのないこと。また、そのさま。「—なやり方で借金を取り...
いん‐し【因子】
1 ある結果を成り立たせるもとになる要素。要因。ファクター。 2 「因数」に同じ。
いんし‐じょうれい【印紙条例】
1765年、北アメリカの英国植民地で発行される証書・認可証・新聞などに、本国と同様に印紙をはることを定めた英国の法令。植民地住民の強い反対にあい、翌年廃止。反英運動のきっかけとなり、アメリカ独立...