なが‐こゆい【長小結】
「長小結の烏帽子(えぼし)」に同じ。
はつ‐もとゆい【初元結】
1 元服のときに、髪の髻(もとどり)を結ぶのに用いる紐(ひも)。公卿は紫の組紐を使った。転じて、元服すること。「いときなき—に長き世をちぎる心は結びこめつや」〈源・桐壺〉 2 元服のときに髪を結...
はね‐もとゆい【跳ね元結】
結んだとき、端がはね返るようにした元結。金紙・銀紙などで作り、中に針金が入れてある。江戸中期に流行し、主に若い女性が用いた。はんがけ。はねもとい。
ひきさき‐もとゆい【引裂元結】
近世、奥女中が主に用いた元結。鳥の子紙・薄葉(うすよう)などを切って細かく畳んだもの。ひっさきもとゆい。ひきさき。
ひっさき‐もとゆい【引裂元結】
⇒ひきさきもとゆい
ひ‐けつ【秘結】
[名](スル)大便が固くなって出ないこと。便秘。
ひょう‐けつ【氷結】
[名](スル)水が氷になること。凍りつくこと。「湖面が—する」
ひら‐もとゆい【平元結】
丈長の紙を細く畳んで作った元結。中(ちゅう)元結。
ぶんしち‐もとゆい【文七元結】
文七1で作った上等な元結。ぶんしちもっとい。 [補説]作品名別項。→文七元結
ぶんしちもとゆい【文七元結】
人情噺(ばなし)。三遊亭円朝作。侠気(おとこぎ)のある左官の長兵衛が、自分の娘を売った金で文七という身投げ男を救う。それが縁で娘は身請けされ、文七と夫婦になり、文七元結を売り出す。歌舞伎にも脚色...