なむおみ‐どうふ【南無阿弥豆腐】
1 《禅僧の多くが豆腐を食い、また、その念仏の声が「なむおみどう」と聞こえるところから》「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」をしゃれていった語。なむあみどうふ。「—、—、と奈落(ならく)の鍋へ落ち...
なん‐てん【南天】
1 南の空。南半球の空。⇔北天。 2 メギ科の常緑低木。本州中部以南の暖地に自生。葉は羽状複葉で、先のとがった楕円形の堅い小葉からなる。6月ごろ、白い小花を円錐状につける。果実は球形で、ふつう赤...
にほんしょき【日本書紀】
奈良時代の歴史書。最初の勅撰正史。六国史(りっこくし)の第一。30巻。舎人(とねり)親王らの編。養老4年(720)成立。資料として、帝紀・旧辞のほか寺院の縁起、諸家の記録、中国・朝鮮の史料などを...
にゅう‐とう【入刀】
[名](スル)結婚披露宴で、新郎新婦が1本のナイフを二人で持って、ウエディングケーキを切ること。 [補説]結婚において縁起の悪い「切る」という言葉を避けるために用いられる。
ね‐しょうがつ【寝正月】
どこにも出かけず正月を家でゆっくり寝て過ごすこと。また、病気で正月を寝て過ごす場合、縁起をかついでいう。《季 新年》「次の間に妻の客あり—/草城」
はが‐じ【羽賀寺】
福井県小浜市にある高野山真言宗の寺。山号は、本浄山。開創は霊亀2年(716)、開山は行基。千手観音立像・羽賀寺縁起などがある。
はこね‐じんじゃ【箱根神社】
神奈川県足柄下郡箱根町にある神社。祭神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・木花開耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)・彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)。源頼朝ら武士の信仰が厚かった。箱根権現縁起...
はちじゅうはち‐の‐ますかき【八十八の枡掻き】
商売繁盛の縁起を祝うために、88歳の人に米の枡掻きを切ってもらうこと。
はっ‐さい【髪菜】
中国野菜の一つ。髪の毛状の藍藻の一種で、乾燥地に群生する。蓄財の意の中国語「発財」と同音であることから縁起物として食される。ファーツァイ。
はま‐や【破魔矢】
1 破魔弓につがえて放つ矢。現在は神社で厄よけのお守りとして売り出す正月の縁起物。《季 新年》「をりからの雪にうけたる—かな/万太郎」 2 新築の家の上棟式の際、鬼門の方角に向け、破魔弓とともに...