きん‐そく【緊束】
[名](スル) 1 きつく縛ること。堅くくくること。「圧窄—して」〈阪谷素・明六雑誌二一〉 2 きびしく制限を加えること。
ぎり‐ぎり
[副] 1 物が強く擦れ合う音やそのさまを表す語。「歯を—(と)食いしばる」 2 強く力を入れるさま。また、強く巻きつけるさま。「ひもで—(と)縛る」 3 気がいらだつさま。「もう—して来た葉子...
くく・す【括す】
[動サ四] 1 縛る。くくる。「女めを梯子に—・せ」〈伎・幼稚子敵討〉 2 くくり染めにする。「紅の鹿子結(かのこゆ)ひのその中に、村千鳥をここかしこに、色々に—・しける」〈仮・恨の介・下〉
くく・る【括る】
[動ラ五(四)] 1 ひもや縄などを掛けて、ばらばらの物を一つにまとめて縛る。束ねる。「古新聞をひもで—・る」 2 ある物に他の物を縛りつける。ひっくくる。「犯人を木に—・る」 3 物事にまとま...
くび‐づな【首綱/頸綱】
1 犬や猫の首につける綱。くびなわ。「いとをかしげなる猫の、赤き—に白き札つきて」〈枕・八九〉 2 罪人の首に掛けて縛る綱。くびなわ。「ことに母もない倅(せがれ)。隠居の田地を売っても—はつけさ...
げ‐だつ【解脱】
[名](スル)《(梵)vimukti, vimokṣaなどの訳。縛るものを離れて自由になる意》悩みや迷いなど煩悩(ぼんのう)の束縛から解き放たれて、自由の境地に到達すること。悟ること。涅槃(ねは...
さし‐なわ【差(し)縄/指(し)縄】
1 馬の轡(くつわ)につけて引く縄。差し綱。小口縄。 2 罪人を縛る縄。捕り縄。
さしぬき‐ごて【指貫籠手】
鎧(よろい)の籠手の一。手首の所をくくり縛るもの。
さる‐しばり【猿縛り】
猿を縛るように、背をかがませ手足をまとめて縛ること。「いがみの権太はいかめしく若君内侍を—」〈浄・千本桜〉
さんずん‐なわ【三寸縄】
罪人を縛るときの縄のかけ方の一。後ろ手に縛り、上方に上げてその縄を首縄にかけ、首と手首の間を3寸ほどにして縛る方法。また、それに用いる縄。