トロピカル【tropical】
[名・形動] 1 熱帯また熱帯的であるさま。また、そのもの。「—なサウンド」「—フィッシュ」 2 薄手のさらっとした感触の平織り梳毛(そもう)織物。通気性に富み、夏服地に用いる。
とろ‐めん【兜羅綿】
《「とろ」は、梵tûlaの音写。綿花の意》綿糸にウサギの毛をまぜて織った織物。色はねずみ色・藤色・薄柿色などが多く、もと舶来品。のちには毛をまぜない和製のものもできた。
トンテー【Twante】
ミャンマーの旧首都ヤンゴン近郊の村。市街中心部の南約20キロメートルに位置する。焼物の村として知られ、素焼きの壺を制作する工房が多く集まる。綿織物も有名。トワンテー。
ドスキン【doeskin】
《雌鹿の皮の意》メリノ羊毛の紡毛糸あるいは梳毛(そもう)糸を用いて繻子(しゅす)織りにした、柔軟で光沢のある高級毛織物。外観が雌鹿の皮に似るのでいう。礼服やオーバーなどに用いる。
ドビー‐クロス【dobby cloth】
細かい紋織物の一種。平織りの生地に柄の部分だけ他の糸を織り込んだもの。
ドライ‐クリーニング【dry cleaning】
水洗いでなく、蒸気や、揮発性の溶剤を用いて行う洗濯。毛織物・絹・皮革に適する。
どん【緞】
[音]ドン(唐) タン(漢) 厚地で光沢のある絹織物。どんす。「緞子(どんす)・緞帳(どんちょう)」 [難読]絨緞(じゅうたん)
どん‐す【緞子】
《唐音》室町時代末、中国から伝えられたといわれる絹の紋織物。繻子(しゅす)地に同じ繻子の裏組織で文様を織り出したもの。
どん‐ちょう【緞帳】
1 厚地の織物でつくった模様入りの布。帳(とばり)などに用いる。 2 劇場の舞台と観客席とを仕切る垂れ幕。厚地に絵や刺繍(ししゅう)などを施した幕で、上下に開閉する。緞帳幕。 3 「緞帳芝居」「...
なか‐わたり【中渡り】
織物・陶磁器などで、古渡(こわた)りと後渡(のちわた)りとの中間の、永正・大永(1504〜1528)のころに渡来したこと。また、そのもの。ちゅうわたり。