くり‐こ・む【繰(り)込む】
[動マ五(四)] 1 大ぜいでそろって入り込む。「大挙して店に—・む」 2 手繰り寄せる。「縄を手元に—・む」 3 ある物事の中に組み入れる。「教育費を生活費に—・む」 4 大ぜいの人を入り込ま...
くり‐ごと【繰(り)言】
同じ事を繰り返して言うこと。特に、泣き事や不平などを、くどくどと言うこと。また、その言葉。「—を聞かされる」
くり‐さが・る【繰(り)下(が)る】
[動ラ五(四)] 1 繰り下げられた状態になる。「順番が—・る」⇔繰り上がる。 2 引き算で、ある位の引かれる数が引く数よりも小さいとき、引かれる数に10を加えた結果、一つ上の位の数が1小さくな...
くり‐さげ【繰(り)下げ】
1 繰り下げること。「日程の—」⇔繰り上げ。 2 引き算で、下のけたに数を繰り入れること。
くり‐さ・げる【繰(り)下げる】
[動ガ下一][文]くりさ・ぐ[ガ下二] 1 期日や時間などを、予定より遅くする。「開演時間を—・げる」⇔繰り上げる。 2 順に従ってあとに送る。「順位を一つずつ—・げる」⇔繰り上げる。 3 引き...
くりじめ‐の‐お【繰締の緒】
鎧(よろい)や具足の胴の下端につけ、繰締の鐶(かん)に通して締め、胴を身体に密着させるためのひも。繰締の本緒(もとお)。
くりじめ‐の‐かん【繰締の鐶】
鎧(よろい)や具足の胴の下端背部に取り付けた金属製の輪。繰締の緒を通して締める。
くり‐たた・ぬ【繰り畳ぬ】
[動ナ下二]物を手繰り寄せて折り畳む。「君が行く道の長手を—・ね焼き滅ぼさむ天(あめ)の火もがも」〈万・三七二四〉
くり‐だし【繰(り)出し】
1 繰り出すこと。また、繰り出す仕組みに作ってあるもの。「—の釣り竿(ざお)」 2 遊女が娼家(しょうか)から揚屋まで道中すること。「衣装は当風三つ重ね、道中は—の浮き歩み」〈浄・吉野忠信〉
くりだし‐あゆみ【繰り出し歩み】
遊女が繰り出しのときに歩く歩き方。腰を据えて、足で八の字を描いて静かに歩くこと。「島原風の八文字、—ゆたかにて」〈伎・壬生大念仏〉