とうま‐ちくい【稲麻竹葦】
《稲・麻・竹・葦の群生するようすから》多くの人が入り乱れて集まっているようすや、幾重にも取り囲んでいるようすをたとえていう語。「余りに人参り集ひて、筍(たかんな)を込み、—のごとし」〈平家・三〉
と‐しま【利島】
東京都、伊豆七島の一。面積4.2平方キロメートルの火山島。海岸は断崖をなし、オオミズナギドリが群生。椿(つばき)油を特産。
どく‐ささこ【毒笹子】
キシメジ科のキノコ。秋、竹林や雑木林に群生。全体に橙褐色か茶褐色、傘は漏斗状で中央がくぼむ。有毒。食べると4、5日後に手足に激痛を生じる。やけどたけ。やぶしめじ。
なかま‐がわ【仲間川】
沖縄県、西表(いりおもて)島南部を流れる川。浦内川に次ぐ島内第2の川。南部の山地に源を発して東流し、大富(おおとみ)付近で太平洋に注ぐ。長さ約12.3キロ。河口から2キロメートルの右岸山域に、国...
なな‐かまど【七竈】
バラ科の落葉高木。山地に自生。葉は長楕円形の小葉が5〜7対つく羽状複葉で、秋に紅葉する。7月ごろ、白色の小花を群生し、実は熟すと赤い。材は燃えにくく、名は七度かまどに入れても燃えないということに...
にが‐くりたけ【苦栗茸】
モエギタケ科の毒キノコ。春から秋にかけ、枯れた幹や倒木に群生。全体がクリタケに似るが、やや小さく、硫黄色を帯びる。
にっこう‐きすげ【日光黄菅】
ススキノキ科の多年草。本州中部以北の山地に群生。高さ約50センチ。葉は線形。7月ごろ、橙黄色の6弁花を数個開くが、花は1日でしぼむ。禅庭花(ぜんていか)。《季 夏》
にりん‐そう【二輪草】
キンポウゲ科の多年草。各地の林縁などに群生する。高さは約15センチ。葉はふつう三つに深く裂けている。4月ごろ、白い花びら状の萼(がく)をもつ花が、ふつう二つ咲く。《季 春》
にわ‐やなぎ【庭柳】
タデ科の一年草。道端に群生し、茎は地をはうことが多い。葉は柳に似る。夏、花びらのない、萼(がく)の縁が白か紅色の小花をつける。乾かした全草を薬用にする。みちやなぎ。
ぬかぼし‐そう【糠星草】
イグサ科の多年草。山のふもとに群生し、高さ20〜30センチ。葉は広線形。夏、黄色みを帯びた花をつける。