さぎ‐ごけ【鷺苔】
サギゴケ科の多年草。田のあぜなどに生える。葉は根際に群生。春から夏に数個の淡紫色の唇形の花をつける。花が白色のものもある。むらさきさぎごけ。《季 春》
ささ【笹/篠】
1 イネ科の多年生植物。一般に丈の低いタケ類をいう。山野に群生し、クマザサ・アズマネザサ・ミヤコザサ・ネザサなど種類が多い。葉は長楕円形で先がとがる。かご・ざる、その他細工物を作るのに用いられ、...
さしまき‐しつげん【刺巻湿原】
秋田県中東部にある湿原。田沢湖の南東に位置し、ハンノキ林に囲まれた中に約6万株のミズバショウの群生地がある。
さた‐みさき【佐多岬】
鹿児島県大隅(おおすみ)半島南端の岬。ソテツ・ビロウなどの亜熱帯植物が群生する。霧島錦江湾国立公園の一部。
さわ‐ぎきょう【沢桔梗】
1 キキョウ科の多年草。湿地に群生し、高さ約90センチ。茎は分枝しない。夏から秋に、紫色の唇形の花を総状につける。《季 秋》「—寂き花の濃紫/友二」 2 ハルリンドウの別名。
し‐おん【紫苑/紫菀】
1 キク科の多年草。山間の草地に自生し、高さ1.5〜2メートル。根際に大きな葉が群生。秋、多数の淡紫色の花を開く。漢方で根を乾かしてせき止めの薬にする。栽培もされる。鬼の醜草(しこぐさ)。《季 ...
しかく‐い【四角藺】
カヤツリグサ科の多年草。暖地の湿地に群生。高さ40〜50センチ。茎の断面はほぼ四角形。根元のほうにうろこ状の茶褐色の葉がある。8、9月ごろ、薄茶色の穂状の花をつける。
シクラメン【cyclamen】
サクラソウ科の多年草。球根から心臓形の葉が群生する。冬から早春に、紫紅色・白色・淡紅色などの花をつける。西南アジアの原産で、観賞用に栽培。篝火花(かがりびばな)。豚の饅頭(まんじゅう)。《季 春...
しゃ‐が【射干/著莪】
アヤメ科の多年草。林下に群生し、高さ50〜60センチ。葉は剣状。5月ごろ、黄色い斑点のある白い花を咲かせる。種子はできない。胡蝶花。《季 夏》「墓所の水落つる小溝や—の花/碧梧桐」
しゅ‐ろ【棕櫚/棕梠】
1 ヤシ科の常緑高木。高さは5メートル以上になり、幹は直立し、枝がなく、麻のような毛で覆われる。頂上に群生する葉は長い柄をもち、手のひら状で大きい。雌雄異株。5、6月ごろ、淡黄色の小花を多数つけ...