もく‐の‐かみ【木工頭】
1 木工寮(もくりょう)の長官。こだくみのかみ。むくのかみ。 2 大工の棟梁(とうりょう)。「惣門の内で羽のきく—」〈柳多留・五〉
も‐だま【藻玉】
マメ科の常緑の蔓植物(つるしょくぶつ)。暖地の海岸に自生。葉は羽状複葉で、卵形の小葉が二対ずつつき、葉軸の先は巻きひげとなる。花は小さく、穂状につく。実は平たいさやで、長さ1メートルにもなって垂...
沐猴(もっこう)にして冠(かん・かむり)す
《「史記」項羽本紀の故事から》猿であるのに冠をかぶっている。見かけは立派だが、心が卑しく思慮分別に欠ける人物のたとえ。地位にふさわしくない小人物であることのたとえ。
もっこう‐ばら【木香薔薇】
バラ科の常緑の蔓植物(つるしょくぶつ)。とげはなく、葉は楕円形の3〜5枚の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ開花し、花は淡黄色のものと、白色の八重咲きで芳香をもつものとがある。中国の原産で、日本には...
モッサ【mosser】
紡毛織物を縮絨(しゅくじゅう)して起毛したのち、毛羽を少し長めに刈り、ふっくらと毛を立てるように仕上げたもの。保温効果が高いため冬物重衣料によく使われる。
もと‐じろ【本白】
矢羽の一。根元の方が白いもの。
もと‐はぎ【本矧】
矢で、篦(の)に羽の軸を接着し、桜皮・糸などを巻きつけた部分のうち、矢筈から遠い部分。下矧(したはぎ)。
もどりかご【戻駕】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)」。初世桜田治助作詞、初世鳥羽屋里長作曲。天明8年(1788)江戸中村座初演。「関(せき)の扉(と)」「双面(ふたお...
もの‐ぐるわし・い【物狂わしい】
[形][文]ものぐるは・し[シク]「ものぐるおしい」に同じ。「—・い羽搏きをしているが」〈堀辰雄・風立ちぬ〉
もめん‐づる【木綿蔓】
マメ科の多年草。山地に生え、茎は地をはう。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。夏、淡黄緑色の蝶形の花を総状につけ、豆果は密集してつく。名は、根が繊維状に裂けやすいことによる。