くせ‐もの【曲者/癖者】
1 盗賊などの怪しい者。「—が忍び込む」 2 ひと癖あって、したたかな人物。「ああみえて彼はなかなかの—だ」「—ぞろい」 3 表面には現れていない何かがありそうで、油断できないこと。「話のうます...
くだり‐やくしゃ【下り役者】
上方(かみがた)の役者で、江戸の劇場に出演するために下ってきた者。「例年霜月一日を顔見世と定め、—地ばえの子供思ひ思ひに」〈浮・元禄大平記・八〉
くち‐ごうしゃ【口巧者】
[名・形動]口先のうまいこと。また、その人や、そのさま。口じょうず。「—な横着ものめ」〈芥川・闇中問答〉
くち‐だっしゃ【口達者】
[名・形動]物言いが巧みで、よくしゃべること。また、そういう人や、そのさま。口巧者(くちごうしゃ)。「—な男」
くに‐もの【国者】
地方の人。また、同郷の人。「—どうしで国言葉を使うのは、もとより当然である」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉
くぼう‐もの【公方者】
室町時代、将軍に仕えた力者(りきしゃ)・雑色(ぞうしき)。
くまの‐どうじゃ【熊野道者】
熊野に参詣(さんけい)する巡礼者。
くみあい‐せんじゅうしゃ【組合専従者】
使用者との雇用関係を休職扱いとして、労働組合の業務だけに従事する者。
くるわ‐もの【郭者】
遊里で働いている者。
くろいうみへのほうもんしゃ【黒い海への訪問者】
丸山健二の長編小説。昭和47年(1972)刊行。