くるり‐や【矪矢】
桐またはヒノキで作った小鏑(こかぶら)の先端に、半月形の小雁股(こがりまた)をつけた矢。水面を跳ね進むので、水鳥を射るのに用いる。くるりの矢。くるり。
くろがも‐じたて【黒鴨仕立て】
上着・股引(ももひ)きなど、服装全体を黒や紺の無地で仕立てること。多く下男や供の男などの服装。くろがもいでたち。「—の車夫が、膝掛を小脇に丸め」〈小杉天外・初すがた〉
げき【戟】
[人名用漢字] [音]ゲキ(慣) [訓]ほこ 1 ほこの一種。刃が股(また)になっているもの。「剣戟・兵戟・矛戟(ぼうげき)」 2 ちくちくと刺す。「刺戟」
こ【股】
[常用漢字] [音]コ(漢) [訓]また もも 1 もも。また。「股間/四股」 2 重要な臣下。「股肱(ここう)」 [難読]蟹股(がにまた)・股座(またぐら)
こ‐あるき【小歩き】
1 小股(こまた)で歩くこと。 2 頼まれた雑用をする者。走り使い。「おのれは元宿無し団七というて粋方(すいはう)仲間の—」〈浄・浪花鑑〉
こう‐こ‐げん【鉤股弦/勾股弦】
和算で、直角三角形の直角を挟む短い辺(鉤)と長い辺(股)と直角に対する辺(弦)のこと。また、直角三角形。
こかんせつ‐だっきゅう【股関節脱臼】
股関節に起こる脱臼。最も多いのは、先天性股関節脱臼。
こがらしもんじろう【木枯し紋次郎】
笹沢左保の時代小説。渡世人の木枯し紋次郎を主人公とする股旅物。第1作の「赦免花(しゃめんばな)は散った」は、昭和46年(1971)「小説現代」誌に掲載。以後、断続的に平成11年(1999)まで書...
こ‐こう【股肱】
《「股」はもも、「肱」はひじ。「股肱」で手足の意》主君の手足となって働く、最も頼りになる家来や部下。腹心。「—の臣」
こと‐じ【琴柱/箏柱】
1 和琴(わごん)および箏(そう)で、胴の上に立てて弦を支え、その位置によって音の高低を調節するもの。和琴では二股状のカエデの枝を切って逆さにして用い、箏では紅木・象牙や合成樹脂製のものを用いる...