ひ‐せき【肥瘠】
「肥痩(ひそう)」に同じ。「—も関せざる彼(かの)客に対して」〈紅葉・金色夜叉〉
ひぜん【肥前】
旧国名の一。西海道に属し、現在の佐賀県と、壱岐(いき)・対馬(つしま)を除く長崎県にあたる。肥州。
ひぜんかしま‐ひがた【肥前鹿島干潟】
佐賀県鹿島市にある干潟。有明海に流れ込む塩田川・鹿島川の河口に位置する。シギ・チドリなど渡り鳥の中継地および越冬地。平成27年(2015)ラムサール条約に登録された。
ひぜん‐ざ【肥前座】
江戸の人形浄瑠璃劇場。杉山(江戸)肥前掾(ひぜんのじょう)が寛文(1661〜1673)から貞享(1684〜1688)ごろに江戸堺町で興行したものと、豊竹肥前掾が元文(1736〜1741)から天明...
ひぜん‐の‐くに【肥前国】
⇒肥前
ひぜんふどき【肥前風土記】
奈良時代の肥前国の地誌。1巻。和銅6年(713)の詔により撰進された風土記の一。肥前国風土記。
ひぜん‐ぶし【肥前節】
1 古浄瑠璃の一。杉山丹後掾(たんごのじょう)の子の杉山肥前掾が江戸で語ったもので、寛文(1661〜1673)ごろに流行。 2 歌舞伎下座音楽の一。1を模倣した合方(あいかた)。大鼓・小鼓を伴い...
ひぜん‐もの【肥前物】
肥前の刀工、忠吉(ただよし)一家およびその門人が鍛えた新刀の総称。
ひ‐そう【肥痩】
地味やからだの、肥えていることとやせていること。肥瘠(ひせき)。
ひ‐だい【肥大】
[名](スル) 1 太って大きくなること。「官僚組織が—する」「よく—した種のいい豚」〈黒島伝治・豚群〉 2 生体の一部の容積が増すこと。細胞の数が変わらないものをいうが、広義には細胞数の増加に...