し‐ぼう【脂肪】
脂肪酸とグリセリンのエステルのうち、常温で固体のもの。動物では皮下・筋肉・肝臓などに貯蔵され、エネルギー源となる。植物では主に種子に含まれる。→セルライト
たい‐しぼう【体脂肪】
体内に蓄えられた脂肪。皮下脂肪、内臓脂肪など。
ちゅうせい‐しぼう【中性脂肪】
グリセリンと脂肪酸とが結合した単純脂質。動物では皮下・腹壁などに蓄えられるいわゆる脂肪のことで、植物では種子に多く、油脂ともいう。
ないぞう‐しぼう【内臓脂肪】
体脂肪のうち、内臓の周囲に付いた脂肪。大量になると、高血圧や高脂血症になる率が高くなるとされる。→メタボリックシンドローム
にゅう‐しぼう【乳脂肪】
乳、特に牛乳に含まれている脂肪。乳脂。
ひか‐しぼう【皮下脂肪】
皮下組織の膠原線維(こうげんせんい)に多量の脂肪細胞が集まっているもの。脂肪の貯蔵場所で、熱を遮断して体温の維持に役立つ。皮下脂肪組織。→セルライト
ぼう【肪】
[常用漢字] [音]ボウ(バウ)(呉) [訓]あぶら 動物体のこってりしたあぶら。「脂肪」