のけ‐くび【仰け領】
「抜き衣紋(えもん)」に同じ。「衣(きぬ)の背縫ひ、肩によせて着たる。また、—したる」〈枕・一〇九〉
の‐じこ【野路子/野鵐】
ホオジロ科の鳥。全長14センチくらい。背は褐色、腹は緑黄色。日本特産で、草原や低木林でみられ、冬は暖地へ移動する。《季 夏》
の‐だち【野太刀/野剣】
1 公家の兵仗(ひょうじょう)の太刀の総称。 2 室町時代、武士が肩に背負い、または、郎従に持たせた長大な刀。
のっ‐と
[副]「ぬっと」に同じ。「背の高い影が—現われた」〈漱石・虞美人草〉
のっぽ
[名・形動]身が細く、背がとても高いこと。また、そのさまや、そのような人。「—な(の)少年」
のど【喉/咽/吭】
《「のんど」の音変化》 1 口腔の奥の、食道と気管に通じる部分。咽喉(いんこう)。「御飯が—につかえる」「—まで出かかった言葉をのみこむ」 2 頸部(けいぶ)の前面。のどくび。「剣で—を突く」 ...
の‐どおみ【野遠見】
歌舞伎の大道具で、舞台の背景に使われる書き割りのうち、野原の景色を描いたもの。→遠見
の‐びたき【野鶲】
ヒタキ科ノビタキ属の鳥。全長13センチくらい。雄は頭・首と背中が黒く、胸が栗色で、腹は白。雌は褐色。ともに翼に白斑がある。日本では夏鳥として渡来し、草原で繁殖する。《季 夏》「—のすこし仰向く風...
の・びる【伸びる/延びる】
[動バ上一][文]の・ぶ[バ上二] 1 ものの長さ・高さ・広がりが増す。 ㋐(伸びる)生長して、長くなったり、高くなったりする。「背が—・びる」「すらりと—・びた脚」「枝が—・びる」 ㋑(延びる...
のら◦す【宣らす/告らす】
[連語]《動詞「の(宣)る」の未然形+上代の尊敬の助動詞「す」》おおせになる。おっしゃる。「あらたまの年の経ぬれば今しはとゆめよ我が背子(せこ)我が名—◦すな」〈万・五九〇〉