どう‐がけ【胴掛(け)】
《「どうかけ」とも》三味線で、演奏時に右腕がのる胴の部分にかける布製または皮製の覆い。胴当て。
胴(どう)が据(す)わ・る
腹がすわる。覚悟が決まる。「今はなかなかに胴据って」〈鏡花・婦系図〉 [補説]「胴が座る」と書くのは誤り。
どう‐がね【胴金/筒金】
刀の柄(つか)・鞘(さや)の合わせ目や槍(やり)の柄(え)の千段巻きなどの留め金としてはめる輪形の金具。
どう‐がめ【胴亀】
スッポンの別名。
どうがれ‐びょう【胴枯れ病】
リンゴ・クワ・カラマツなどの樹木の幹に子嚢菌など病原菌が寄生し、そこから上が枯れる病気。
どう‐ぎ【胴木/筒木】
1 太い木材。丸太(まるた)。 2 城壁の上に備えておいて、敵が攻め寄せてきたときに落とす丸太。どうづき。
どう‐ぎ【胴着/胴衣】
1 和服用の防寒着で、長着とジュバンの間に着る綿入れ。胴服。どうい。《季 冬》 2 人体の胴にまとうもの。どうい。「救命—」
どう‐ぎり【胴切り】
胴の部分で横に切ること。輪切り。筒(つつ)切り。
どう‐ごえ【胴声】
「胴間声(どうまごえ)」に同じ。「鑠(めっき)の様なる眼をむき、乙に入ったる—」〈浄・双生隅田川〉
どう‐ざし【胴差】
木造建築の上階と下階の境界に用いる太い水平材。下階の柱頭をつなぎ、上階の床梁(ゆかばり)を支える。