みぞ‐おち【鳩尾】
胸の中央のへこんだ所。胸骨の剣状突起の下部。急所の一。きゅうび。みずおち。
み‐ちょう【御帳】
貴人を敬って、その御座所の帳(とばり)または帳台をいう語。「—の内に入り給ひて、胸をおさへて思ふに」〈源・夕顔〉
みところ‐ぜめ【三所攻め】
相撲のきまり手の一。相手の両足と胸の3か所を同時に攻める技。足を掛け、残る足を取り、胸に頭をつけて浴びせ倒す。
みの‐かさご【蓑笠子】
カサゴ目フサカサゴ科の海水魚。岩礁にすみ、全長約30センチ。体は淡紅色に黒褐色の横帯がある。胸びれ・背びれが非常に長く、大きく広げて泳ぐ。背びれのとげに毒をもち、刺されると激しく痛むので、手を触...
身(み)二(ふた)つにな・る
妊婦が出産する。子供を産む。「初産の恐怖は絶えず胸を痛めて、何がなし一刻も早く—・れかしと」〈花袋・ネギ一束〉
みみ‐ずく【耳蝉】
1 ミミズク科の昆虫。体長18ミリくらいで、暗褐色か赤褐色。胸部背面に耳状突起が一対あり、前から見ると鳥のミミズクに似る。リンゴ・ナラ・クヌギなどについて吸汁する。 2 半翅(はんし)目ミミズク...
みや‐すずめ【宮雀】
1 神社や宮殿にすむ雀。「鶯やさながら梅の—」〈玉海集〉 2 神社の案内をする下級の神官を卑しめていう語。「—声々に商ひ口をたたく」〈浮・胸算用・一〉 3 神社の近くで、商売や物ごいをする人。「...
むか‐つ・く
[動カ五(四)] 1 吐きけを催す。むかむかする。「車酔いで胸が—・く」 2 腹が立つ。しゃくにさわる。「話を聞いただけで—・く」
むか‐むか
[副](スル) 1 心の奥底から怒りがこみ上げてくるさま。「勝手な言い分に、つい—(と)してくる」 2 吐き気がして気持ちの悪いさま。「船酔いで胸が—(と)する」
むかわり
一年または一月(ひとつき)がめぐって来ること。特に、最初の誕生日や一周忌のこと。「明日はその—(=一周忌)になるが、惜しい事をしました」〈浮・胸算用・一〉