し‐しつ【脂質】
生体の構成成分の一つ。脂肪・ろうなどの単純脂質、燐脂質(りんししつ)・糖脂質などの複合脂質、およびステロイド・カロテノイドなどと性質や構造の似た物質の総称。水に溶けにくく、有機溶媒には溶けやすい...
ししついじょう‐しょう【脂質異常症】
血液中のコレステロールや中性脂肪など脂質の値に異常がある状態。以前は「高脂血症」とよばれていた。この状態を放置すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞などさまざまな生活習慣病の危険性が高まる。日...
ししつ‐こうかやく【脂質降下薬】
コレステロールや中性脂肪など、血液中の脂質の量を減らす薬の総称。脂質異常症の治療薬であり、スタチン系薬剤が広く使用される。
ししつたいしゃいじょう‐しょう【脂質代謝異常症】
⇒脂質異常症
ししつ‐ナノりゅうし【脂質ナノ粒子】
直径10ナノメートルから1000ナノメートル程度の脂質を主成分とする粒子。この粒子に、生体内で分解されやすい薬剤や抗体を作る上で必要なDNA・mRNAを収めることで、必要な部位に送達することが可...
ししつ‐にじゅうそう【脂質二重層】
細胞膜の基本構造を成す、リン脂質を主とする膜。隙間なく並んだリン脂質が疎水性部分を内側に、親水性部分を外側に向けて二重の層となる。細胞膜の表面は親水性をもち、内部は脂肪酸に満ちて細胞の内外を遮断...
ししつ‐にぶんしまく【脂質二分子膜】
⇒脂質二重層
し‐せん【脂腺】
⇒皮脂腺(ひしせん)
し‐しょく【紙燭/脂燭】
⇒しそく(紙燭)
し‐そく【紙燭/脂燭】
室内用の照明具の一。松の木を長さ45センチ、直径1センチほどの棒状に削り、先端を焦がして油を塗り、火をつけるもの。手元を紙屋紙で巻くので「紙燭」の字を当てる。また、紙や布を細くひねって油を染み込...