腕(うで)を拱(こまぬ)・く
《腕組みをする意から》自分は何もしないで、他人のすることを見ている。傍観する。腕をこまねく。手をこまぬく。「—・いて、なりゆきにまかせる」
腕(うで)をさす・る
手腕を振るう機会を待ち望む。「—・って出番に備える」
腕(うで)を鳴(な)ら・す
1 自分の腕力や技能が思う存分発揮できる機会を待ち構える。 2 技能を人々に示して認められ、名声を広める。
腕(うで)を引(ひ)・く
侠客(きょうかく)などが、誓いのしるしに腕を刃物で切って血を出す。「お坊吉三、お嬢吉三と顔見合はせ…二人とも我が—・く」〈伎・三人吉三〉
腕(うで)を振(ふ)る・う
自分の腕前・技能を存分に人に見せる。「自慢の料理に—・う」
腕(うで)を撫(ぶ)・す
腕前が十分に発揮できる機会を待つ。「—・して出番を待つ」
う‐な・る【唸る】
[動ラ五(四)]《「う」は擬声語》 1 力を入れたり苦しんだりするときに、長く引いた低い声を出す。うめく。「痛くてうんうん—・る」 2 獣が低く力の入った声を出す。「犬が—・る」 3 鈍く低い音...
うみ‐しだ【海羊歯】
ウミユリ綱ウミシダ目の棘皮(きょくひ)動物の総称。外見はシダに似て、羽状の腕が10〜40本放射状に伸び、その下面に短い巻き枝がある。ニッポンウミシダ・オオウミシダなどすべて海産で、本州中部以南の...
うみ‐ゆり【海百合】
ウミユリ綱ウミユリ目の棘皮(きょくひ)動物の総称。放射状に伸びた羽状の腕をもつ冠状部と、それを支える長い茎からなり、深海底に着生。外見がユリを思わせる。日本近海にトリノアシなどがある。ウミユリ綱...
うわざら‐てんびん【上皿天秤】
支点で支えられた腕の両端に1枚ずつ皿を取り付けたはかり。一方の皿に試料、他方に分銅(ふんどう)をのせ、左右のつりあいによって重さをはかる。さらてんびん。