にげ‐ごし【逃(げ)腰】
今にも逃げようとする腰つき。また、責任などをのがれようとする態度。「問い詰められて—になる」
にまい‐ごし【二枚腰】
相撲などで、粘り強い腰のこと。
ねばり‐ごし【粘り腰】
相撲で、ねばり強く、容易にくずれない腰。転じて、ねばり強い態度。「—で交渉に臨む」
はかま‐ごし【袴腰】
1 袴の腰にあたる部分。男子用には台形の腰板を入れる。 2 鐘楼・鼓楼の下層の末広がりになった部分。 3 台形をしたもの。土手の断面や、行灯(あんどん)の下半分などにいう。
はち‐の‐こし【蜂の腰】
砂時計で、中央部のくびれた部分のこと。
はね‐ごし【跳ね腰】
柔道で、相手を前方へ浮かし崩して自分の体を回り込ませ、相手の下腹に密着させ、腰のあおりと足の跳ね上げとで倒す技。
はらい‐ごし【払(い)腰】
柔道で、相手を前隅に崩して腰を密着させ、外側から足を払い上げて投げる技。
ひき‐ごし【引(き)腰】
女房装束の裳(も)の大腰の左右に取り付け、後ろに長く引き垂らした2本の飾りひも。
ひと‐こし【一腰】
一ふりの腰の刀。腰の物。「男の—取られうより、死んだがましよ」〈虎清狂・禁野〉
ふた‐こし【二腰】
1 腰にさす大小2本の刀。大小。「—は武士のたしなみ」〈人・娘節用・後〉 2 武士のこと。「さすが—のお心掛けは格別」〈浄・宵庚申〉