こご・む【屈む】
[動マ五(四)] 1 足や腰を曲げて姿勢を低くする。かがむ。しゃがむ。「—・んで靴紐を結ぶ」 2 背をまるく曲げたかっこうになる。猫背のようなからだつきになる。「其日は風が強く吹いた。勝は苦し...
こし【腰】
[名] 1 人体で、骨盤のある部分。脊椎が骨盤とつながっている部分で、上半身を屈曲・回転できるところ。腰部(ようぶ)。「—が曲がる」「—をおろす」 2 裳(も)や袴(はかま)などの1にあたる部...
こし【輿】
1 人を乗せる、屋形の下に2本の轅(ながえ)をつけた乗り物。轅を肩に担ぐ輦(れん)と、腰の辺りにささげ持つ手輿(たごし)に大別され、身分の上下によって、鳳輦(ほうれん)・葱花輦(そうかれん)・四...
こしあか‐つばめ【腰赤燕】
ツバメ科の鳥。全長19センチくらいで、腰が赤褐色。軒下などに徳利(とっくり)形の巣をつくる。日本では夏鳥で、西日本に多い。とっくりつばめ。
こし‐あかり【腰明かり】
「腰提灯(こしぢょうちん)」に同じ。「組の捕手(とりて)の—武威輝かす高提灯」〈浄・盛衰記〉
こし‐あき【腰明き】
⇒腰変わり
こし‐あげ【腰揚げ/腰上げ】
着物の着丈を調節するため、長い分を腰の位置で縫い上げすること。また、その部分。
こし‐あて【腰当て】
1 すわるときに腰の後ろに当て、姿勢を楽にしたり保温したりするもの。 2 修験者・猟師などが腰につけた敷き皮。長方形の毛皮の上端にひもをつけ、後ろ腰に当てて前で結ぶ。引っ敷き。尻皮。 3 近世、...
こし‐いた【腰板】
1 壁・障子などの下部に張った板。 2 男の袴(はかま)の後ろ腰に当てる板。現在では厚紙を共ぎれで包んで用いる。
こしいのり【腰祈】
狂言。修行を終えたばかりの山伏が、祖父の曲がった腰を直そうと祈るが、伸びすぎたり曲がりすぎたりして祖父にしかられる。