きゅう‐ちょう【九腸】
腸全体。はらわた。
くう‐ちょう【空腸】
小腸のうち、十二指腸と回腸との間の部分。
くも‐わた【雲腸】
鱈(たら)の白子(しらこ)。色が白く、形が雲を思わせる。塩漬けにして、吸い物などにする。菊腸(きくわた)。《季 冬》
けっ‐ちょう【結腸】
大腸のうち、盲腸と直腸の間の主要部分。上行・横行・下行・S状結腸の四つに分けられる。
げん‐ちょう【原腸】
動物の発生において、胞胚(ほうはい)の陥入によってできるくぼみの部分、およびその内壁。消化管の原基で、のちに腸管や肝臓などの器官に分化する。
こうあつ‐かんちょう【高圧浣腸】
浣腸液を、約1メートルの高さの水圧で肛門から直腸内に送り込む浣腸の方法。
こう‐ちょう【腔腸】
クラゲ・サンゴ・イソギンチャクなどの、口に続く袋状の所。胃腸の働きと循環器の働きをする。
こ‐ちょう【枯腸】
1 飢えてひからびた腹。「人の生ける肉をくらい…逆境に暴(さら)されたりし—を癒やさん」〈紅葉・金色夜叉〉 2 詩情の乏しいこと。
こ‐ちょう【鼓腸/鼓脹】
1 腸内にガスが大量にたまって腹が膨れ上がった状態。腸閉塞や腹膜炎などでみられる。 2 反芻(はんすう)動物、特に牛で、第1胃に食物の発酵によるガスがたまった病的な状態。
こ‐の‐わた【海鼠腸】
ナマコの腸管で作った塩辛。酒の肴(さかな)。三河・志摩産のものが有名。《季 冬》「—の桶の乗りゐる父の膳(ぜん)/たかし」