ヒルシュスプルング‐びょう【ヒルシュスプルング病】
腸の動きを制御する神経細胞が欠損しているため、重い便秘や腸閉塞を起こす先天性の難病。
ビオチン【(ドイツ)Biotin】
ビタミンB複合体の一。動物では腸内細菌によって合成され、補酵素として働く。ビタミンH。補酵素R。コエンザイムR。CoR(コーアール)。
び‐じゅうもう【微絨毛】
動物の細胞表面にある小突起。成長期の卵母細胞、小腸や細尿管の上皮細胞、内耳や鼻の感覚細胞などにみられる。
びせいぶつ‐そう【微生物叢】
ある特定の環境に生息する微生物の集まり、また集合体。ヒトや動物の腸内細菌叢などをさす。細菌叢。マイクロバイオータ。ミクロビオータ。→マイクロバイオーム
びぜん‐くらげ【備前水母】
ハチクラゲ綱ビゼンクラゲ科の腔腸(こうちょう)動物。傘は半球形で直径50センチにもなり、厚くて硬く、青藍色。口腕は8本ある。瀬戸内海・九州・朝鮮半島に分布。食塩などに漬け、乾燥させたものは中国料...
ビタミン‐ケー【ビタミンK】
《(ドイツ)Koagulierung(凝固)から》脂溶性ビタミンの一。植物界に広く存在するK1、動物で腸内細菌により合成されるK2などがある。血液凝固機能を促進する作用をもち、欠乏すると出血傾向...
ビフィズス‐きん【ビフィズス菌】
《(ラテン)bifidus》腸内細菌の一。ぶどう糖を発酵させて酢酸・乳酸を作るグラム陽性の桿(かん)菌。大腸菌の増殖を抑える働きがあり、年齢が増すに伴い存在数が減少する。ビヒダス菌。
ビブリオ【(ラテン)Vibrio】
細菌のうち、ビブリオ属に分類される桿菌(かんきん)。グラム陰性で、多くは湾曲し、鞭毛(べんもう)をもつ。コレラ菌・腸炎ビブリオなど。
びょうげんせい‐だいちょうきん【病原性大腸菌】
大腸菌のうち病原性を示すもの。飲食物や排泄物などによって媒介され人や動物に感染し、下痢などを引き起こす。→オーいちごなな(O157)
びょうご‐ほきんしゃ【病後保菌者】
症状が回復した後も体内に病原菌が存在し、感染源となる可能性がある保菌者。ジフテリア・ウイルス性肝炎・腸チフス・サルモネラ症などでみられる。回復期保菌者。