びょう‐まん【渺漫】
[ト・タル][文][形動タリ]果てしなく広がっているさま。渺渺。「暴水漲(みなぎ)り田地を浸して稲の穂を没し、—として沼の如く」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
ビリルビン【bilirubin】
胆汁に含まれる黄褐色の色素。赤血球のヘモグロビンが、脾臓(ひぞう)などの細網内皮系で破壊されて間接ビリルビンとなり、さらに肝臓に運ばれ水に溶けやすい直接ビリルビンとなって腸内に排出される。血中ビ...
ファイバー‐ブレッド【fiber bread】
穀物などから製した食物繊維(ダイエタリーファイバー)の入ったパン。大腸癌(がん)や脂質異常症の予防によいとされる。
ファージ‐ディスプレー【phage display】
ファージ(バクテリオファージ)というウイルスを用い、標的分子と結合する物質を検出・選別する手法。まず、ファージに遺伝子を組み込んで、ファージ表面にさまざまなペプチド(たんぱく質の欠片)を作らせ、...
フィーカリバクテリウム【Faecalibacterium】
フィーカリバクテリウム属に含まれる細菌類。代表的な腸内細菌で、いわゆる善玉菌の一種である酪酸菌に分類される。大便桿菌(かんきん)。
ふう‐き【風気】
1 風の吹くこと。 2 気候。気象。 3 気風。風俗。「本来が四返(しへん)の—を換えるのを目的とする移動だから」〈漱石・それから〉 4 腸内にガスのたまること。また、そのガス。「—を洩らすこと...
フェリチン【ferritin】
動物の肝臓・脾臓(ひぞう)・小腸粘膜などに含まれる鉄たんぱく質。鉄原子をヘム基の形で含まない非ヘム鉄たんぱく質に分類される。鉄の吸収と貯蔵に関与している。
フォドマップ【FODMAP】
《Fermentable Oligosaccharides, Disaccharides, Monosaccharides, and Polyols》小腸で消化・吸収されにくく、大腸で発酵しやす...
ふ‐きょう【富強】
[名・形動] 1 経済的に豊かで勢力が強いこと。また、そのさま。「ますます—になる」 2 「富国強兵」の略。「諸国と—を競争したい」〈鉄腸・花間鶯〉
ふく‐こう【腹腔】
腹部の内腔。内部に肝臓・胃・腸・脾臓(ひぞう)などを収める。ふくくう。