へ【屁】
1 肛門(こうもん)から放出されるガス。飲み込んだ空気や、腸の内容物の発酵で生じる。おなら。「—をひる」 2 値打ちのないもの、つまらぬもののたとえ。「—にもならない」
ヘイサラ‐バサラ
《(ポルトガル)pedra bezoarから》馬・牛などの胃腸内に生じる結石。古くは解毒剤として用いられた。馬の玉。鮓答(さとう)。
へい‐そく【閉塞】
[名](スル) 1 通路や出入り口がふさがること。また、閉じてふさぐこと。「運河を—する」「腸—」「吝嗇は悪行にして、仁愛の心を—し」〈中村訳・西国立志編〉 2 先行きが見えないこと。将来の見通...
へいそくせい‐どうみゃくこうかしょう【閉塞性動脈硬化症】
腹部大動脈・腸骨動脈・大腿(だいたい)動脈など四肢に血液を供給する血管で動脈硬化が進行し、血管が閉塞する病気。血流が不十分になるため、手足にしびれ・痛み・冷えを感じる。治療せずに放置すると、やが...
へいそくせい‐ぶんべん【閉塞性分娩】
児頭骨盤不適合・胎位異常・微弱陣痛などにより経膣(けいちつ)分娩が困難な状態。開発途上国などで、低年齢や栄養不良などにより、骨盤が十分に発達していない状態で妊娠した場合などに起こる。帝王切開など...
ヘム‐てつ【ヘム鉄】
ヘムたんぱく質。または、食品中にヘムたんぱく質として含まれる鉄。肉や魚などの動物性食品に多く含まれ、腸で吸収されやすい。→非ヘム鉄
ヘリコバクター‐ピロリ【Helicobacter pylori】
胃の幽門部にすむ一種の細菌。ウレアーゼをもち尿素を分解して酸性環境でも生息できる。胃潰瘍(かいよう)・十二指腸潰瘍・胃癌(いがん)などの原因菌として注目されている。オーストラリアの医師B=J=マ...
へん【変】
[名] 1 事態が移り変わること。変化すること。「不意に風雨の—に出逢うことも」〈鉄腸・雪中梅〉 2 急に異常な事態の起こること。また、その事態。「承久(じょうきゅう)の—」「万一の—に備える...
ベロ‐さいぼう【ベロ細胞】
《Vero cell》アフリカミドリザルの腎臓上皮細胞から1962年に分離され、培養・維持されている細胞株。ウイルスの分離・増殖、大腸菌由来の毒素の検査などに用いられる。名は、原患者氏名の略称に...
ベロ‐どくそ【ベロ毒素】
《verotoxin》食中毒を起こす腸管出血性大腸菌(O157など)が産出する毒素。腎臓を障害し、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症させる。名称は、病原因子の探索で用いられたベロ細胞に由来する。