とう‐ふく【当腹】
《古くは「とうぶく」》今の妻の腹から生まれたこと。また、その人。「元来—の三男治部大輔義将寵愛して」〈太平記・三七〉
とうめん‐よう【等面葉】
表裏の区別はほとんどないが、葉脈の維管束構造には背腹性のみられる葉。松・スイセンなど。葉脈の構造にも背腹性のない葉は単面葉といい、アヤメ・ネギなどにみられる。
とがり‐ごえ【尖り声】
腹を立てたときなどのとげとげしくかん高い声。とんがり声。
とくていけんこうしんさ‐とくていほけんしどう【特定健康診査・特定保健指導】
糖尿病・高血圧症・脂質異常症などの生活習慣病予防のために、40歳から74歳までを対象として実施される健診と保健指導。平成18年(2006)健康保険法の改正に伴い定められたもので、平成20年(20...
とげ‐うお【棘魚】
トゲウオ目トゲウオ科の魚の総称。遡河(そか)型と陸封型がある。背部と腹びれ・しりびれに硬いとげをもつ。雄は産卵期に婚姻色を呈し、巣を作り、卵・幼魚を守る習性がある。北半球の温帯・冷帯に分布。日本...
とげ‐ぐも【棘蜘蛛】
コガネグモ科のクモ。体長約6ミリ。腹部側方に二対、後方に一対の硬いとげ状の突起をもつ。樹間に丸い網を張る。本州以南に分布。
とざん‐てつどう【登山鉄道】
山のふもとから、中腹や頂上まで通じる登山用の鉄道。登山電車。
と‐しゃ【吐瀉】
[名](スル)吐くことと腹をくだすこと。嘔吐(おうと)と下痢。「激しく—する」「—物」
とじょう【途上】
嘉村礒多の短編小説。昭和7年(1932)2月、「中央公論」誌に発表。著者は本作により文壇での地位を確立するが、翌年、結核性腹膜炎のため死去。
とっくり‐ばち【徳利蜂】
ドロバチ科の昆虫。中形のハチで、体は黒色に黄色の斑紋があり、腹部はとっくり状にくびれている。小枝などに泥で壺形の巣を作って産卵し、シャクトリムシなどを狩り集めて運び入れ、幼虫のえさにする。