おい‐ばら【追(い)腹】
家来が、死んだ主君のあとを追って切腹すること。供腹(ともばら)。「—を切る」⇔先腹(さきばら)。
おう‐かくまく【横隔膜】
哺乳類の胸腔と腹腔とを仕切る横紋筋性の膜。その収縮・弛緩(しかん)により呼吸作用を行う。
おうかくまく‐ヘルニア【横隔膜ヘルニア】
横隔膜に生じたすきまから、腹腔にある臓器が胸腔へ脱出した状態。呼吸困難などの症状を呈する。
おうぎ‐ばら【扇腹】
江戸時代、武士の刑罰の一。切腹と斬罪(ざんざい)の中間の重さのもので、罰を受ける者が、短刀の代わりに三方(さんぼう)に載せた扇を取って礼をするのを合図に介錯人が刀でその首を切る。扇子腹(せんすばら)。
おうこう‐けっちょう【横行結腸】
大腸の主要部分である結腸の一部。腹部の右側にある上行結腸の上部と、左側にある下行結腸の上部とをつなぐ部分。胃の下側に沿って右から左へ向かい、脾臓の下端付近へ至る。
おう‐ごん【黄芩】
コガネバナの根。漢方で、解熱・嘔吐(おうと)・腹痛・下痢などに用いる。
おうしょく‐ぶどうきゅうきん【黄色葡萄球菌】
皮膚や消化管に常在するぶどう球菌の一。ぶどう球菌の中では毒素が強く、健康な人でも傷口から侵入すると化膿症・肺炎・腹膜炎・髄膜炎などの重症感染症の原因となる場合がある。エンテロトキシンなどの毒素を...
おえ‐な・い【負えない】
[形]《連語「負えない」の一語化》どうしようもない。手がつけられない。「『—・い妬漢(じんすけ)だよ』と、吉里は腹立しげに見えた」〈柳浪・今戸心中〉
おおかみとしちひきのこやぎ【狼と七匹の子山羊】
《原題、(ドイツ)Der Wolf und die sieben jungen Geißlein》グリム童話に収録された話の一。オオカミが母ヤギのふりをして戸を開けさせ、留守番中の子ヤギたちを食...
おおけ‐な・し
[形ク] 1 態度・言動が、身分・能力・年齢などに比べ、出すぎているさま。身のほどをわきまえない。大胆である。大それている。「いと—・き心の侍りけると、思しとがめさせ給はむを」〈かげろふ・下〉 ...