だいしょうせい‐はっかん【代償性発汗】
手掌多汗症などの局所多汗症の治療のため胸部交感神経遮断術を受けた後にみられる副作用。手のひら・足の裏・腋などの発汗が抑えられる代わりに、背・腰・腹・大腿部に温熱性発汗が増える。
だい‐じょうみゃく【大静脈】
静脈血を集めて右心房に導く静脈の本幹。頭部・胸部・上肢部から集める上大静脈と、下肢および腹腔内臓器から集める下大静脈とがある。
だいせん‐じ【大山寺/大仙寺】
鳥取県西伯郡大山町、大山の中腹にある天台宗の別格本山。山号は角磐山。草創は奈良時代。古くから山岳修験道の道場であったが、貞観年間(859〜877)円仁が堂宇を建立し、天台宗に改めたという。明治維...
だいちょう‐えん【大腸炎】
大腸の炎症。急性と慢性とがあり、細菌性のものは急性の場合が多い。下痢・腹痛・粘血便などの症状がある。
だい‐どうみゃく【大動脈】
1 心臓の左心室から全身に血液を送り出す動脈の本幹。上行大動脈・大動脈弓・下行大動脈に区分され、下行大動脈はさらに胸大動脈と腹大動脈とに分かれる。 2 重要な交通路。「東西日本を結ぶ—」
だいひ‐かく【大悲閣】
観世音菩薩像を安置した仏堂。観音堂。
京都市西京区嵐山山腹にある黄檗宗の寺、千光寺の山号。角倉了以(すみのくらりょうい)の建立で、源信の作と伝えられる千手観音を本尊とする。
だきいし‐そう【抱(き)石葬】
先史時代の埋葬の一形式。死者の胸か腹に石塊をのせたもの。死者の悪霊のはたらきを防ぐためとする説がある。
だっ‐ちょう【脱腸】
腸または腹壁の一部が腹壁のすきまなどから外側に押し出されること。腹部ヘルニア。
だつ【駄津】
ダツ目ダツ科の海水魚。全長約1メートル。体は細長く、側扁する。上下両あごが伸びて長いくちばし状となり、鋭い歯がある。背側は緑褐色、腹側は白色。食用。
だに【壁蝨/蜱/蟎】
《古くは「たに」とも》 1 ダニ目の節足動物の総称。体は頭・胸・腹の区別がない楕円形で、ふつう歩脚は四対。種類が多く、人畜について血を吸うイエダニ・ツツガムシなどのほか、食料品につくコナダニ・ホ...