がん‐あつ【眼圧】
眼球内の房水(ぼうすい)と硝子体(しょうしたい)の静水圧。眼球の形を維持し、角膜の透明性を保持する。房水の産生が多くなり、流出とのつりあいが異常になると圧が高くなり、緑内障となる。眼内圧。
がんあつ‐けい【眼圧計】
眼圧を測る装置。角膜の表面を押し、その硬さから計測する。角膜に直接当てる接触式と、圧縮空気を吹きつける非接触式がある。
がんか‐せんはつ【眼火閃発/眼華閃発】
目を閉じると花火のように光が飛ぶのを感じる現象。脈絡膜炎・網膜剝離・眼内腫瘍などで網膜が刺激されるために起こる。眼閃(がんせん)。
がん‐きゅう【眼球】
脊椎動物の視覚をつかさどる、一対の球状の器官。眼窩(がんか)内に収まり、強膜または角膜・脈絡膜・網膜の3層の膜に包まれ、内部に水晶体・硝子体(しょうしたい)などが入っている。外からの光が角膜およ...
ガングリオン【ganglion】
《塊(かたまり)の意》 1 手首・足首・膝(ひざ)などの関節を包む膜や腱鞘(けんしょう)に、粘液物質がたまってできる袋状のこぶ。良性腫瘍(しゅよう)で悪性化することはない。結節腫。 2 ⇒神経節...
がんけんへいさ‐はんしゃ【眼瞼閉鎖反射】
反射的にまぶたを閉じる運動。網膜に強い光が当たったり、物が眼前に近づいたりしたときに眼球を保護するために起こる。瞬目反射。
がん‐しゅ【癌腫】
皮膚の表皮、消化管の粘膜、肝臓といった上皮性細胞から生じた悪性腫瘍(しゅよう)。癌化した細胞が増殖・浸潤・転移し、進行すると疼痛が激しく、全身状態が悪化する。発生部位により、胃癌・肺癌・乳癌など...
がん‐てい【眼底】
眼球の内部の後面。網膜のある部分。
がんてい‐けんさ【眼底検査】
瞳孔(どうこう)から眼底に光を当て、検眼鏡でのぞいて網膜・血管などを調べること。体表面から動脈を直接観察できる唯一の部分なので、眼病のほか高血圧・動脈硬化などの診断に広く用いる。
がんてい‐しゅっけつ【眼底出血】
眼底の網膜などの血管が破れて出血している状態。高血圧・動脈硬化・糖尿病や眼球の打撲などで起こる。