ぜん‐わん【膳椀】
膳と椀。また、食器類の総称。
ぜんわん‐ぶち【膳椀淵】
多くの膳や椀が必要なとき、頼むと貸してくれたという伝説上の淵。返さない人があってから貸さなくなったという。椀貸し淵。→椀貸し伝説
そう‐ぜん【僧膳】
僧に供するための食膳。「いそぎ—仕立て、御堂へ送りけり」〈義経記・七〉
そ‐ち【其方】
[代] 1 中称の指示代名詞。そちら。そっち。「御膳(ごぜん)を—へこしらえよ」〈露伴・五重塔〉 2 二人称の人代名詞。下位の者に対して用いる。おまえ。なんじ。「—の事ぢゃが、何事を言ふぞ」〈虎...
ぞう‐に【雑煮】
餅(もち)に具をあしらった汁物。地方により具はさまざまで、仕立ても澄まし汁・味噌汁といろいろ。主として正月の祝い膳に用いる。《季 新年》「三椀の—かゆるや長者ぶり/蕪村」
たい【鯛】
スズキ目タイ科の海水魚の総称。体は楕円形で著しく側扁し、多くは淡紅色。脂肪が少ないので味が落ちにくく、縄文時代からすでに食用にされている。姿が美しく、また、「めでたい」に通じるところから縁起のよ...
たい‐しん【大進】
《「だいじん」「だいしん」とも》律令制で、中宮職(ちゅうぐうしき)・皇太后宮職・東宮坊・京職・修理職(しゅりしき)・大膳職などの判官(じょう)のうち、少進の上に位するもの。
たか‐あし【高足】
1 足を高く上げて歩くこと。 2 足が長いこと。あしだか。 3 竹馬のこと。 4 膳(ぜん)などの足の高いもの。 5 田楽で、十字形の棒の横木に両足をのせて跳び歩く芸。また、その道具。こうそく。...
たかはしうじぶみ【高橋氏文】
奈良時代の古記録。朝廷の内膳司に仕えた高橋氏が、安曇(あずみ)氏との勢力争いをめぐり、自家の優位を示すために延暦8年(789)朝廷に提出した家記とこれを裁定した同12年の太政官符。逸文として伝わる。
たち‐はし・る【立ち走る】
[動ラ四]《「たちばしる」とも》 1 立って走っていく。また、走り回る。「—・り叫び袖振りこいまろび」〈万・一七四〇〉 2 こまめに働く。「よめの発明者臥具とり片づけて、御手水(おてうづ)御膳よ...