ひき‐ざかな【引き肴】
酒宴の膳に添えて引き出物として出す肴。
ひき‐もの【引(き)物】
1 引き出物。また特に、膳(ぜん)に添えて出す菓子・料理などの土産物。 2 布を引いて仕切りとするもの。壁代(かべしろ)・帳(とばり)など。
ひだり‐ぜん【左膳】
⇒夷膳(えびすぜん)2
ひや‐むぎ【冷(や)麦】
細打ちにしたうどんを冷水や氷で冷やし、つゆをつけて食べるもの。《季 夏》「—や嵐のわたる膳の上/支考」→素麺(そうめん)
ひらき‐まめ【開き豆】
ゆでた大豆。開運の縁起を祝うために正月の祝膳に加える。《季 新年》
ひら‐ざら【平皿】
浅くて底の平たい皿。 [補説]本膳料理に用いるものは、平椀(ひらわん)ともいい、煮物などを盛る。
ふくさ‐りょうり【袱紗料理】
本膳(ほんぜん)料理を簡略化した、味本位の料理。のちに懐石料理へと発展。
ふく‐めん【覆面】
[名](スル) 1 顔面を布などでおおって隠すこと。また、それに用いるもの。「目出し帽で—する」 2 神仏に供え物をしたり、貴人の食膳を扱ったりするとき、息のかからないように紙や布で口・鼻をおお...
ふと‐ばし【太箸】
太い箸。新年の祝いの食膳に用いる太い白木の箸。雑煮箸。《季 新年》「—や頰燃えて侍す吾子二人/波郷」
ふな‐もり【舟盛(り)】
1 本膳料理の古式の盛り方。伊勢えびの尾を高くして膳に盛るもの。 2 鯛(たい)などで、身を下ろし、残る頭・中骨・尾を船に見立て、これに身を盛りつけた料理。祝儀・慶事用。