お‐ぜん【御膳】
膳を、出す相手を敬い、また、丁寧にいう語。食卓・食事をいうこともある。
お‐ぜんだて【御膳立て】
[名](スル)「膳立(ぜんだ)て」に同じ。「—を調える」「旧友との対面を—する」
お‐つけ【御付け/御汁】
1 《女房詞から。本膳(ほんぜん)で飯に添えて出すところから》吸い物の汁。おつゆ。 2 特に、味噌汁。おみおつけ。「—の実」
お‐つぼ【御壺】
1 膳部(ぜんぶ)にのせる壺に入れた盛り物。 2 宮中の局(つぼね)の敬称。 3 御所などの中庭の敬称。「広綱を—のうちへめし」〈平家・一一〉
お‐ひや【御冷や】
1 《女房詞「お冷やし」の略から》冷たい飲み水。 2 《冷御膳(ひやごぜん)の「ひや」に「お」を付けたもの》冷や飯。
お‐もの【御物】
1 (「御膳」とも書く) ㋐天皇や貴人の食物、また食事。「(中宮ノ)—の折は必ず向かひさぶらふに」〈枕・九〉 ㋑食べる人を敬って、その食物をいう語。「—も断ちて十日ばかり籠もりありしかど」〈読・...
おもの‐がわ【雄物川】
秋田県南部を流れる川。神室(かむろ)山地に源を発し、北西に流れて秋田市で日本海に注ぐ。長さ133キロ。御物川。御膳川。
おもの‐やどり【御物宿り】
宮中で催される儀式や宴会用の食膳を納めておく場所。紫宸殿(ししんでん)の西廂(にしびさし)にあった。
おろ・す【下ろす/降ろす】
[動サ五(四)] 1 上から下に移動させる。 ㋐高い所から低い方へ移す。「屋根の雪を—・す」「腰を—・す」⇔上げる。 ㋑操作によって物がおりた状態にする。下に垂らす。「ブラインドを—・す」⇔上げ...
かいせき‐ぜん【会席膳】
会席料理をのせて出す、1尺2寸(約36.4センチ)四方の、脚のない漆塗りの膳。