いり‐のう【入能】
能の上演に際して、予定の番組以外に臨時に追加される曲。
いれ‐ごと【入れ事】
演芸で、台本にないせりふや振りを臨時に入れること。
うえ‐の‐ぞうし【上の雑仕】
女御(にょうご)の入内(じゅだい)や五節(ごせち)などのとき、宮中に臨時に置かれて雑用を務めた女官。うえぞうし。「—、人のもとなる童(わらはべ)も」〈枕・九二〉
うき‐やく【浮役】
江戸時代の雑税の一。税源または税額が一定せず、年貢以外に必要に応じて臨時に徴収されたもの。
うつし‐どの【移し殿/遷し殿】
1 神社の社殿改築のときなどに、臨時に神体を安置しておく仮の社殿。仮殿(かりどの)。 2 春日神社の社殿の一。神木を移し安置する社殿。
うとく‐せん【有徳銭】
室町時代、幕府・大名・寺院などが諸費用を調達するために、領内の富裕な人々に課した臨時の税金。徳銭。
うらやく‐せん【浦役銭】
室町時代、漁業税として、浦方の住民に課した臨時の税。また、江戸時代、浦役として代納された金銭。
エキストラ【extra】
《「エクストラ」とも》 1 映画やテレビで、群衆・通行人などの役を演じる臨時雇いの出演者。 2 特別なこと。臨時のもの。「—イニング」「—ホール」
エス‐シー‐ユー【SCU】
《staging care unit》大規模な災害が発生した際に、傷病者を航空機で被災地外に搬送するための拠点(広域医療搬送拠点)に臨時に設置される医療施設。患者の症状を安定させるための処置や搬...
えん‐が【垣下】
《「えんか」とも》 1 平安時代、朝廷や公卿などの恒例・臨時の行事の供応の席に伺候した、正客以外の相伴の人。えが。かいもと。かいのもと。 2 「垣下の舞」の略。 3 「垣下の座」の略。