ベンベヌート‐チェッリーニ【Benvenuto Cellini】
ベルリオーズのオペラ。1838年初演。全2幕。イタリア、ルネサンス期の彫金師・彫刻家チェッリーニの波乱に満ちた自伝に基づく。
ペンデニス
《原題The History of Pendennis》サッカレーの自伝的小説。1848年から1850年にかけて刊行。
ほうほうじょせつ【方法序説】
《原題、(フランス)Discours de la méthode》哲学書。デカルト著。1637年刊。著者の哲学的自伝であるとともにスコラ学の権威に反対し、真理に到達するための方法的懐疑を述べたもの。
ほうろうき【放浪記】
林芙美子の自伝的小説。第一次大戦後の東京で、職を転々としながらもたくましく生きる女の姿を描く。昭和3年(1928)から昭和5年(1930)にかけて「女人芸術」誌上で発表。映画化・舞台化もされた。
ほらふきアンリのぼうけん【ホラ吹きアンリの冒険】
荻野アンナの自伝的長編小説。平成13年(2001)刊。フランス系アメリカ人である著者の父、アンリ=ガイヤールが世界各国を旅しながら、日本で母とめぐり合うまでの半生を描く。
ほん‐しょく【本色】
1 本来の色。もとの色。 2 本来の性質。本領。「益もなき虚飾に時を費すは学生の—に非ず」〈福沢・福翁自伝〉
ぼう‐せつ【妄説】
「もうせつ(妄説)」に同じ。「俗に父を種と云い母を腹と云うは—なり」〈福沢・福翁自伝〉
ぼんぼん
今江祥智の長編小説。昭和48年(1973)刊行。昭和49年(1974)、第14回日本児童文学者協会賞受賞。自身の体験をもとにした自伝的小説で、「兄貴」「おれたちのおふくろ」「牧歌」へと続く四部作の一。
マイホームタウン【マイ・ホームタウン】
熊谷達也の連作短編集。平成15年(2003)刊。「河童沼」「だるまストーブと雪女」など、少年時代の思い出をつづった自伝的作品群。
まぼろしのあかいみ【幻の朱い実】
石井桃子の長編小説。平成6年(1994)刊行。主人公明子と大学時代の先輩蕗子の半生を描いた半自伝的作品。