うこ‐さべん【右顧左眄】
[名](スル)《右を見たり左を見たりする意から》周囲の状況ばかり気にして、自分の態度をなかなか決断しないこと。人の意見ばかり気にかけること。左顧右眄。「—して評価を下せない」
うごか・す【動かす】
[動サ五(四)] 1 物を他の位置に移したり、占めていた位置を変えたりする。また、配置・地位などを変える。「箪笥(たんす)を—・す」「人事部から経理部へ—・す」 2 もとが固定しているものの一部...
牛(うし)は願(ねが)いから鼻(はな)を通(とお)す
自分から望んで苦しみや災いを受けることのたとえ。牛と芥子(からし)は願いから鼻を通す。
うしゅ‐ふう【有主風】
世阿弥の能楽論で、能の芸を自分のものとして体得しきった境地。また、その現れた形。⇔無主風。
後(うし)ろの目(め)壁(かべ)に耳(みみ)
自分が気づかない間に他人は見たり聞いたりしていて、隠し事や悪事は世間に知れやすいことのたとえ。
うしろ‐めた・い【後ろめたい】
[形][文]うしろめた・し[ク]《「後ろ目痛し」からという》 1 自分に悪い点があって、気がとがめる。やましい。「親友を裏切ったようで—・い」 2 自分の目が届かず、不安である。心もとない。気が...
う‐せい【迂生】
[代]《愚かな私の意》一人称の人代名詞。自分のことをへりくだっていう。男性が手紙文に用いる。小生。
う‐せつ【迂拙】
[名・形動]うかつで世渡りのへたなこと。愚かでまずいこと。また、そのさま。「古渡は風采揚らず、挙止—であったので」〈鴎外・渋江抽斎〉 [代]一人称の人代名詞。男性が自分をへりくだっていう。迂...
う‐そう【迂叟】
[代]《「迂」は愚か、「叟」は老人の意》一人称の人代名詞。年寄りの男性が自分のことをへりくだっていう。
うたが・う【疑う】
[動ワ五(ハ四)] 1 本当かどうか怪しいと思う。不審に思う。うたぐる。「—・う余地がない」「自分の目を—・う」 2 事柄・事態を推測する。うたぐる。「にせ札ではないかと—・われる」 3 本当か...