しし‐の‐つの【鹿の角】
鹿(しか)の角。また、特に、鹿の角を材料とするところから、ばくち用のさいころ。「鹿の角を揉(も)む」の形で、ばくちに興じる意に用いる。「この間は—を揉み損なうて、太郎冠者まで取られてござる」〈虎...
すい‐きょう【酔興/粋興】
[名・形動] 1 「酔狂1」に同じ。「人間は何の—でこんな腐ったものを飲むのかわからないが」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 (酔興)酒に酔って楽しみ興じること。
すい‐だん【吹弾】
笛などを吹き、琴などを弾くこと。音楽を奏でること。「歌舞—に興じる」
すさび‐わざ【遊び事】
なぐさみとして興じること。慰みわざ。「文作り、韻ふたぎなどやうの—ども」〈源・賢木〉
すさ・ぶ【荒ぶ/進ぶ/遊ぶ】
《上代は上二段活用であるが、平安時代ころから四段にも活用するようになった》 [動バ五(四)] 1 気持ちや生活態度にゆとりやうるおいなどがなくなる。とげとげしくなる。荒れる。「心が—・ぶ」 2...
たな‐さがし【棚捜し】
1 棚をさぐって物を求めること。特に、台所の棚をさがしての、盗み食い。 2 遊里で、揚屋の客が夜更けに起き出し、酒を飲んで興じること。「都の—を昼になして遊興十一人の太鼓もち」〈浮・三所世帯〉 ...
たわむれ【戯れ】
1 遊び興じること。遊戯。 2 ふざけること。冗談。また、本気ではなくて、遊び半分なこと。「—に文章を綴る」「—の恋」 3 男女がいちゃつくこと。
たわむ・れる【戯れる】
[動ラ下一][文]たはむ・る[ラ下二] 1 遊び興じる。何かを相手にして、おもしろがって遊ぶ。「子犬が—・れる」「波と—・れる」 2 ふざける。また、冗談を言う。「人をからかって—・れる」 3 ...
たわ・る【戯る】
[動ラ下二] 1 遊び興じる。遊びたわむれる。「秋くれば野べに—・るる女郎花(をみなへし)いづれの人か摘までみるべき」〈古今・雑体〉 2 みだらな行為をする。「人皆のかく迷(まと)へればうちしな...
ちゃ‐ごと【茶事】
1 寄り集まって茶を飲むこと。茶菓を供して話し興じること。 2 先祖や父母の命日に、親戚や知人を招き、茶菓を供すること。