たか‐あし【高足】
1 足を高く上げて歩くこと。 2 足が長いこと。あしだか。 3 竹馬のこと。 4 膳(ぜん)などの足の高いもの。 5 田楽で、十字形の棒の横木に両足をのせて跳び歩く芸。また、その道具。こうそく。...
たからかなばんか【高らかな挽歌】
高井有一の長編小説。平成11年(1999)刊行。日本の高度成長期、衰退しつつある映画産業の世界を舞台に、業界人たちの夢と挫折を描く。
たからじま【宝島】
1 《原題Treasure Island》R=L=スチーブンソンの小説。1883年刊。海賊フリントの財宝を隠した宝島の地図を偶然手に入れたジム少年が、死闘の末に宝を持ち帰るまでを描く。 2 真藤...
たきた‐ゆう【滝田ゆう】
[1932〜1990]漫画家。東京の生まれ。本名、祐作。田河水泡(すいほう)の弟子を経て、漫画家としての活動を始める。東京の下町の路地裏を舞台とした作品を多く描く。代表作「寺島町奇譚(きたん)」...
たけくらべ
樋口一葉の小説。明治28〜29年(1895〜1896)発表。吉原遊郭に近い下谷大音寺付近を舞台に、美登利と信如との幼い恋を描く。
たそがれのストームシーディング【黄昏のストーム・シーディング】
大岡玲(あきら)の小説。小さな島を舞台に、都会から抜けだした青年の憂鬱と気概を描く。平成元年(1989)刊行。同年、第2回三島由紀夫賞受賞。
たち‐がたり【立(ち)語り】
能の間狂言(あいきょうげん)の形式の一。シテの中入り後、狂言方が舞台常座(じょうざ)で立ったまま、独りで物語るもの。
たち‐まわり【立(ち)回り】
1 あちこち歩き回ること。また、ある所に立ち寄ること。「—先」 2 振る舞い。特に、自分が有利になるような行動。「如才ない—」 3 演劇・映画などで、切り合いや殴り合いなどの場面。殺陣(たて)。...
タバコ‐ロード【Tobacco Road】
コールドウェルの長編小説。1932年発表。1933年、ブロードウエーで舞台化。1941年、フォード監督により映画化。
たびじのはて【旅路の果て】
《原題、(フランス)La fin du jour》フランス映画。デュビビエ監督による1939年公開の白黒作品。南仏の老人ホームを舞台に、往年の名俳優たちが老いと向き合う姿を描く。