やまあいのけむり【やまあいの煙】
重兼芳子の短編小説。火葬場を舞台とした作品。昭和54年(1979)発表。同年、第81回芥川賞受賞。昭和59年(1984)、「愛しき日々よ」の題名で映画化。
やま‐だい【山台】
1 歌舞伎の大道具の一。役者が舞台上で腰掛けるのに使う高さ1尺4寸(約42センチ)くらいの台。 2 歌舞伎の大道具の一。常磐津(ときわず)節・清元節などの浄瑠璃連中が出語りのときに座る台。また、...
やまねこのなつ【山猫の夏】
船戸与一の小説。ブラジルを舞台とする冒険エンターテイメント。昭和59年(1984)刊。第6回吉川英治文学新人賞、第3回日本冒険小説協会大賞(国内部門)を受賞。
や・る【遣る】
[動ラ五(四)] 1 そこへ行かせる。さしむける。送り届ける。「子供を大学へ—・る」「使いを—・る」「手紙を—・る」 2 漕(こ)いだり、走らせたりして進める。「車を—・る」 3 そちらへ向ける...
ゆうしゅうふじん【憂愁夫人】
《原題、(ドイツ)Frau Sorge》ズーダーマンの処女小説。自身の故郷でもある東プロイセンの農村を舞台に、没落地主の子である青年パウルの軌跡を描く。
ゆうじんフリッツ【友人フリッツ】
《原題、(イタリア)L'amico Fritz》マスカーニ作曲のイタリア語によるオペラ。全3幕。1891年初演。アルザス地方の田園を舞台に男女の恋を描く。
ゆか【床/牀】
1 建物の内で、根太(ねだ)を立て、地面より高く板を張った部分。そのままで、また畳や敷物などを敷いて生活する。また、広く建物の内で、人の立ったり歩いたりする底面。 2 劇場で、義太夫節の太夫と三...
ゆか‐じょうるり【床浄瑠璃】
歌舞伎で、特に舞台に床を張り出して、浄瑠璃の出語りをすること。また、その浄瑠璃。
ゆか‐ほん【床本】
《「ゆかぼん」とも》義太夫節の太夫(たゆう)が床2で語るときに使う、舞台用の比較的大形の義太夫本。
ゆき‐かご【雪籠】
劇場で、細かく切った紙片を入れて舞台天井につるす竹籠。綱で揺り動かして紙片を落とし、降雪に見せる。