おお‐あれ【大荒れ】
[名・形動] 1 はなはだしく荒れはてていること。「—の家」 2 振る舞いや気持ちのあり方が、非常に荒っぽくなること。また、そのさま。「酒に酔って—に荒れる」 3 天候がひどく荒れること。暴風雨...
おおい‐かく・す【覆い隠す】
[動サ五(四)] 1 外から見えないように、上から別の物をかぶせる。「シートで車を—・す」 2 物事を世間の人に知られないようにする。「強て当時の心虚なりしを—・し」〈鴎外・舞姫〉
おおうら‐はんとう【大浦半島】
京都府北東部、若狭(わかさ)湾に突出した半島。西側に舞鶴湾、東側に内浦湾が位置する。北の突端に成生(なりう)岬がある。東岸部は対馬(つしま)海流にのったブリの回遊の好魚道。
おお‐おどり【大踊(り)】
大勢で踊る踊り。群舞。特に、歌舞伎の切りに行われる一座の全員の踊り。
おおかわばた【大川端】
小山内薫の長編小説。東京の下町大川端を舞台に演劇青年と色街の女性の関係を描く、自伝的要素のある作品。明治44年(1911)から大正元年(1912)にかけて、読売新聞や「新小説」などの雑誌に連載。...
おお‐ぎり【大切(り)】
1 大きく切り分けること。また、その切り身。 2 (縁起をかついで「大喜利」とも書く) ㋐芝居で、その日の最終の幕。 ㋑江戸時代の歌舞伎で、二番目狂言(世話物)の最終幕。幕末以後の歌舞伎では、二...
おお‐さかずき【大杯】
1 大きな杯。たいはい。 2 歌舞伎狂言「大杯觴酒戦強者(おおさかずきしゅせんのつわもの)」の通称。
おおさかずきしゅせんのつわもの【大杯觴酒戦強者】
歌舞伎狂言。時代物。一幕二場。河竹黙阿弥作。明治14年(1881)東京猿若座初演。武田氏の旧臣馬場三郎兵衛が井伊掃部頭(かもんのかみ)の酒の相手をして大杯を飲み干したことから、千五百石に取り立て...
おおざつま‐ぶし【大薩摩節】
江戸の古浄瑠璃の一。享保年間(1716〜1738)に初世大薩摩主膳太夫(しゅぜんだゆう)が創始。勇壮豪快な曲調で、歌舞伎の荒事(あらごと)の伴奏音楽として用いられた。文政年間(1818〜1829...
おお‐しょうこ【大鉦鼓】
雅楽器の一つで、鉦鼓の大型のもの。舞楽に用いる。だいしょうこ。