かぶき‐もの【歌舞伎者】
1 並外れて華美な風体をしたり、異様な言動をしたりする者。だて者。「近年は人の嫁子もおとなしからずして、遊女、—のなりさまを移し」〈浮・一代女・三〉 2 歌舞を演じるもの。踊り子。「女の—を揃へ...
かぶき‐やくしゃ【歌舞伎役者】
歌舞伎を演じる俳優。女歌舞伎禁止以後は男優ばかりとなり、歌舞伎独自の女形が発達した。歌舞伎俳優。
かぶき‐わかしゅ【歌舞伎若衆】
⇒歌舞伎子(かぶきこ)
かぶ・く【傾く】
[動カ四]《「かぶ」は頭の意》 1 かたむく。頭をかしげる。「—・けるは稲のほの字ぞ京上﨟/城次」〈貝おほひ〉 2 勝手な振る舞いをする。奇抜な身なりをする。「—・きたる形(なり)ばかりを好み」...
かぶと【兜/冑/甲】
1 武将が頭部を防護するためにかぶった武具。頭を入れるところを鉢(はち)、その下に垂れて頸部(けいぶ)を覆う部分を錏(しころ)といい、鉄や革などで作る。 2 舞楽で用いる、鳥兜(とりかぶと)。 ...
かぶ‐の‐ぼさつ【歌舞の菩薩】
1 極楽浄土で歌舞を演じ、如来を賛嘆して往生した人を楽しませるという菩薩。 2 舞姫。美人。転じて、遊女・芸者。「仲の町—は後ろ帯」〈柳多留・六五〉
かぶり‐つき【齧り付き/噛り付き】
《舞台にかぶりつくようにして見るところから》舞台際の客席。
かぶり‐つ・く【齧り付く/噛り付く】
[動カ五(四)] 1 口を大きく開けて食いつく。勢いよくかみつく。「リンゴに—・く」 2 しっかりと取りつく。かじりつく。「舞台に—・く」
か‐ぶん【過分】
[名・形動] 1 分に過ぎた扱いを受けること。また、そのさま。多く、謙遜しながら感謝を表す場合に用いる。「—な(の)頂き物をする」 2 態度や振る舞いが、分際をわきまえないこと。また、そのさま。...
かべ【壁】
1 建物の外周の部分。また、部屋などを仕切るもの。木舞(こまい)を芯に練った土を塗ったり、板を張ったり、石・煉瓦(れんが)を積んだりして作る。 2 前進を阻むもの。進展の妨げとなるもの。障害。「...